kEn: 早速ですが、近況を教えて下さい。
Yunjin: Yesterdayと言う新作が予定よりだいぶ制作が遅れてしまいまして、(6月)9日にクランクインしたばかり
で、今はその撮影に専念しています。今日(6/23)帰ったら、また明日(6/24)から早速撮影です。
kEn: それは大変ですねぇ。Yesterdayの話は、日本のユンジンさんファンの間でも「出演者が豪華だ」とか話題に
なってまして、ユンジンさん自身の配役についても、今までのシュリとか、タンジョクビヨンスとか、RU$H!等と
比べても、イメージの異なる、ハイソサエティな感じの女性を演じるのではないかと想像しているのですが、その
辺で大変だと感じている事があれば教えてください。
Yunjin: この撮影に入る前も、女優としていくつか演じてきたんですが、殆どが体力的な訓練が必要な役だったんです。
今までは、技術的にも身体を鍛えて、訓練して映画に臨むと言う、言ってみれば“身体で演じる部分”が今迄の
作品ではすごく多かったんですね。今回Yesterdayでは、全くそういう部分はないんです。この映画の中での
私の役柄と言うのは、DNA鑑定を専門に行う犯罪心理分析官です。役作りの為に、医学的な書物を読まなきゃ
いけなくて、例えば連続殺人事件に関する本や犯罪心理を分析する本を読むのがとても大変です。
その他にも、実際に犯罪心理分析を仕事とされている方達とミーティングを行いました。さらに、最近韓国で
起きた猟奇的殺人事件の犯人に5時間位話を聞く機会があったんです。無論、私が直接話を聞くわけではなく、
(この事件)担当の犯罪心理分析官が話を聞くんですが、どういう風にプロファイリングをするのか、どういう
風に捜査をするのかがとても気になって知りたかったので、その方から許可を受けて、一緒に話を聞く場に
立ち会ったりもしました。その辺からも、今迄の役とは全く違ったアプローチで役作りしています。
kEn: 私も、韓国の映画サイトや貴方のファンサイト等から入手した情報から、私の知りうる範囲で、今迄とは全然違う
なって感じているんですね。プロファイリングとかについても、雑誌や小説で読むことはあっても、実際に私達が
直接触れる事の少ない分野だと思ってるんですよ。私も海外のその手の小説をよく読むんですが、専門用語の
意味が分からないので、一冊読み終わるまでに、とても時間がかかるんですね。その辺を考えると、セリフとして
覚えて、しかも演技しなきゃいけないと言うのは、結構大変じゃないかな?って思うんですが、その辺はいかが
ですか?
Yunjin: そうですね。私も今回はセリフを憶えるのがとても大変です。今おはなしされた様に、専門用語が沢山出て
きて、しかも、セリフの量も多いんです。ヒマな時間を見つけてセリフの練習をしています。セリフを憶えた
様に話しちゃいけないので、自然に話せるように、神経を使ってセリフを憶えています。
kEn: なるほど。さて、この辺で話題を今回来日された目的でもあるRU$H!に変えたいと思います。
まず、この映画の中でユンジンさん自身が一番気に入っているシーンを教えて下さい。
Yunjin: 昌也と一緒に逃げて、廃レストランに駆け込み、そこで昌也がスパゲッティを作っている最中にふとテレビを
つけると、ソヨンのお父さんが出演している焼肉店チェーンのコマーシャルが流れ、その後にソヨンが映る
シーンが一番好きです。
何故かと言うと、ソヨンと言う人物は、最初は父親から金を取っちゃおうという凄く軽い気持ちで(自分の)
拉致事件を起こす訳ですが、実際には父親が死んでしまって、しかも追われる身にもなってしまったりという
風に話が展開して行く中で、あの場面(=廃レストランのシーン)でソヨンのお父さんに対する想いという
ものが垣間見られたと思うんです。それまでは殆ど感情とかも出しませんし、この映画自体、そんなに感情を
表に出すと言う作品ではないんですが、このシーンではお父さんへの想いが出ていたと思うんです。
このシーン以前のソヨンと言うのは、凄く利己的と言うか、我儘放題の娘という感じだったんですけれども、
それもお父さんとの間にミゾが有って、心に痛みが有ったから、あの様な行動を取っていたという事が、あの
シーンで分かってもらえるんじゃないかと思います。
kEn: 確かに、あのシーンはそれまでのソヨンの持つ「勝ち気な女性」と言うイメージから、優しさ・女らしさが出て
きて、ソヨンに対する見方が変わるシーンだと思います。
Yunjin: (笑)
kEn: また話題が変わって恐縮ですが、話が止まってしまっている「微笑(ミソ)に絡む質問です。
この映画のために、カメラを持ち歩いて色々撮り歩いていると聞きまして。。。私自身も、写真を良く撮るので、
ユンジンさんがどんな写真を撮るのか興味がありました。そうしたところ、韓国のファンサイトで貴方の作品が
LOMO Wallに掲載されていると知り、拝見させて頂きました。とても素敵な作品でした。あれ以来、写真は撮り
続けられているのでしょうか?
Yunjin: (笑)最近も写真は撮っています。数ヶ月位前なんですが、飛行機に乗っていた時に機内から見えた空が
本当に奇麗だったんで、是非これを撮りたいと思い、カメラ(コンタックス!)のレンズを窓に押し当てて
「撮れるかな?」と思いながら、フィルムを3本使って撮ってみたのですが、本当に驚いたのが、きちんと
奇麗に(空の青が)出ていたんです。そんな感じですが、今も時々写真を撮り続けています。
で、映画の方なんですが、ゴアフィルムの方で制作費を出資する事が100%決まりました。以前遅れていた
理由は、台本を修正したり、色々手直ししていた為で、話が無くなったと言う訳ではなく、単に遅れていた
だけなんです。ただ、今となっては他のスケジュールが入ってきてしまっているので、もしそちらの方が
始まる時に、私のスケジュールと重なるという可能性があります。ただ、ちょっと無理してでも出演したい
な、と思っているんですが、まだスケジュールがわからないのでどうなるかわかりません。
kEn: 「微笑」の事が発表になった時、ユンジンさんの役が今迄演じた役と違うイメージだったので、とても楽しみに
していたんです。
雑誌等で話が止まっていると聞いた時は、ちょっとガックリしたんですが、今の話を聞いて安心しました。
楽しみにしてます。
Yunjin: 11月からL.A.で2ヶ月の撮影予定の作品、「Iron
Palm」と言うロマンチック・コメディに出演する
事が決まってます。これこそ、今迄演じてきたどの役柄とも違っていて、バーでバーテンダーの様な事を
やってみたりと、とても面白い役柄で、チャ
インピョさんと共演することになっています。
kEn: それは楽しみですね!さて今回、RU$H!と言う日本の映画へ初出演された訳ですが、今後、これを機に日本の
映画やドラマへの出演をどの様に考えているのか、教えて下さい。
Yunjin: 勿論機会が有れば今後も続けて日本の作品にどんどん出演して行きたいと思っています。そして、いくつか
興味深い話も頂いております。そんな中で1つ真剣に(出演を)考えている作品が有って、非常に面白そう
なのでやってみたいなとちょっと欲を出しているところなんです。もしその話が決まったら、日本語も上手に
しゃべらないといけないので、大変です。(笑)
kEn: それは是非、実現してほしいですね。私たちファンも楽しみが増えますので。。。それでは最後になりますが、
日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
Yunjin: 今回、RU$H!と言う純粋な日本映画に韓国の女優として出演させて頂いたことは本当に光栄な事だと思って
います。
そして、これがキッカケでこういう風に日本のファンの方達に逢う事が出来て本当にうれしいです。
また、秋ごろ「燃ゆる月」が公開されると伺っており、そこでもお逢い出来れば幸いです。
ただ、とにかく今は現在撮影中の「Yesterday」に最善を尽くして頑張って、また今度はその中で違った
役柄・違った姿で皆さんにお逢いしたいと思ってます。
kEn: カムサハムニダ!
Yunjin: カムサハムニダ!
2001.6.23.(SAT) 松濤にて
| とにかく、緊張しまくってました。そんな私の質問に、一つ一つ丁寧に答えて下さったユンジンさん。彼女の仕事に対する考え方に対する理解がまた一つ深まった様な気がします。今回のインタビューの中では、他のマスコミ等では話されていない様な事まで話して下さいました。これからも、身体に気をつけて、頑張ってほしいものです。 |

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Special Thanx!: Slow Learner, Rie Nemoto(Interpretation)
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