| C そして契約 |
実際、とりあえず見るだけのつもりだったが、思ったよりも程度の良い現車で、値段も想定の範囲内。そして、値引きも良いので、かなり心は動いていた。 「両親に報告もしないで、車を買ったというわけにはいかない。」と、営業マンを跳ね除けた。 実際、車の買い換えを検討している件は、両親にも話はしてあったが、「決めたからね」という、事後報告では、タダでさえ悪い親父との関係の溝が深まるばかりである。 「仮契約で良い。本当に買うことが決まったら、連絡してくれれば良いし、駄目なら契約書を破って捨てるから、とにかく名前だけ書いてくれ」と、店長が迫ってくる。 結局、今日決めて貰えなければ、この呈示したサービスは受けられないという、店長の言葉に押されて、仮に契約書に署名をした。 でも、冷静になって嫌になったら、解除すれば良いという気持ちが、心の中にあった。 車屋を出て、細君と話になる。「本当にハチマルが良いのか?」「自分が我慢さえすれば良いのであれば、ワンボックスでも良いよ」と、言ってくれた。しかし、細君もハチマルが気に入ったようであった。 自分が、決めようとしているあのハチマルで本当で良いのかを確認するために、中古車専門店を覗くことにした。そこにはハチマル2、100系1、90系プラド1の4台のランクルが並んでいた。ハチマル2台は、走行距離が10万キロを超えていて、年式も少し古かった。少し若い兄ちゃんが乗ったような感じの内装が、どうも気に入らなかった。100系は当然高くて、駄目。90系プラドを買うなら、中古でパジェロのロングを選択したほうがマシだと考えていたので、論外だった。 以前、ネットでハチマルを検索して、相場に関する感覚は持ち合わせていたので、大体のイメージは掴めていた。この年式では、この程度か。なるほどねと。 そして、あのハチマルを逃したら、本当に後悔するような気がしてきたのである。 家に帰り、細君と話あった。本当に車を買い換えるのか?中古車で良いのか?ハチマルで良いのか?本当にあのハチマルで良いのか? 色々と話し合いながら、全てのサジェスチョンをYESにした。 そして、親父に電話。快くではないが、了承を得た。 親父にしてみれば、ディーゼル車はどうなのよぉ?できれば、ミニバンが良かったなぁ的な考えがあったようだ。 ということ、早計ではあったかもしれないけれど、中古車屋に電話をして、再度契約の為に足を運んだ。 契約書に印鑑を押して、完了。 しかし、彼等も商売。保険やクレジットで割り引いた分を取り戻そうと、攻勢をかけてきた。 残念ながら、自分の会社で系列の保険代理店があるので、保険は断り、ディーラー系クレジットの高い金利での融資も低調にお断りをしたわけであるが。 こうやって、ハチマルに手を触れてから半日でそのハチマルを購入することに決めてしまったのである。 |
| D | 納車だぁ。 |
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