書評データベース(2002年度7月分)
■2002年7月に掲示板にて紹介された本■
「2003年、日本国破産[衝撃編]
」 跡田直澄/浅井隆 第二海援隊
「資産疎開」 太田晴雄 実日ビジネス
「悪魔のパス 天使のゴール」 村上 龍 幻冬舎
「愚者の旅」 倉本 聰 理論社
「残響」 柴田よしき 新潮社
「オー、マイ、ガァッ!」 浅田次郎 毎日新聞社
「ダメな女と呼んでくれ」 中村うさぎ 毎日新聞社
「噂の「おみー君」劇場」 岡林みかん/白河桃子 マガジンハウス
「超・殺人事件」 東野圭吾 新潮社
「事故係 生稲昇太の多感」 首藤瓜於 講談社
「投資リスクの真実」 吉本佳生 PHP研究所
「ザ・ジョーカー」 大沢在昌 マガジンハウス
「レイミ」 --聖女再臨-- 戸梶圭太 祥伝社
「溝鼠」 新堂冬樹 徳間書店
「2003年の痛み」 水木 楊 PHP研究所
「預金封鎖であなたの資産が消滅する」 堀 篤 ガイア出版
「勝ち組になるデータファイル」 浅井 隆 小学館文庫
「テイエムオペラオー」 木村俊太 廣済堂出版
「ビートたけしの黙示録」 ビートたけし 徳間書店
「ももこのトンデモ大冒険」 さくらももこ 徳間書店
「大崩壊が始まるとき」 斉藤精一郎 日経ビジネス人文庫
「太陽さん」 いさやまもとこ 竹書房
「ツーダン 満塁」 矢作俊彦 東京書籍
「オンライン読書の挑戦」 津野海太郎/二木麻里 晶文社
「木野塚佐平の挑戦」 樋口有介 実業之日本社
「はみ出し銀行マンの資産倍増論」 横田濱夫 講談社文庫
「紅一点主義」 林真理子 文藝春秋
「闇の楽園」 戸梶圭太 新潮文庫
「ぼーん・とぅ・びー競馬ファン」 よしだみほ 廣済堂出版
「SFが読みたい! 2002年版」 SFマガジン編集部編 早川書房
「決定版!あなたのお金防衛術」 荻原博子 小学館文庫
「図解 郵政公社が見る見るわかる」 松原 聡 サンマーク出版
「チャイナ・インパクト」 大前研一 講談社
「運命に噛みついた馬」 レイ・ポーリック/大関夏子・訳 産経新聞社
【あ行】
<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 悪魔のパス 天使のゴール
【著者名】 村上 龍
【出版社】 幻冬舎
【初 刊】 2002年5月10日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】死を招く最強のドーピング剤「アンギオン」。イタリア、南フランス、
キューバと謎が拡がり罠が待ち受ける。セリエA最終節の死闘の中、
日本人選手冬次は果たして死の罠から生還できるのか?
【満足度】 ★★☆
End------------------------------------------------
物語はセリエAのメレーニアで活躍する日本人選手・夜羽を主人公に、ドーピン
グ剤によるサッカー選手の活躍と死についてを交え、セリエAでの攻防を描いた物
語。特に後半のメレーニャ対ユーベ戦の100ページにわたる細密描写は読む価値
がありました。文章が頭の中でサッカーの展開として想像できながら読めるという
のは、貴重な体験をしましたし、サッカー好きとしてもこの場面は興奮しました。
しかしながら、肝心のドーピング剤についての疑惑と真相については、中途半端な
描写でもあり、主人公の夜羽は果たしてアンギオンを飲んだのかどうなのかも分か
らないまま。これでは欠点も多く目立ち、折角の作品の良さが消されているといっ
てもいいでしょう。ワールドカップ開催中の発刊なだけに売れるでしょうが、サッ
カー好き以外には特別お勧めとも思えない作品です。
<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 オー、マイ、ガァッ!
【著者名】 浅田次郎
【出版社】 毎日新聞社
【初 刊】 2001年10月25日
【金 額】 1700円+税
【カバー文】日本史上最大のお気楽バカ男、元キャリア・ウーマン現コール・ガー
ル、ベトナム帰りの飲んだくれの3人が、ラスベガスを舞台にクスブ
リ人生の一発逆転を狙う! パワー全開、笑いと涙のテンコ盛り。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
本書は、全編ラスベガスが舞台になっている物語。ノンフィクションとフィクシ
ョンが入り混じり、ラスペガスの様子も良く描かれています。物語としては笑いあ
り涙ありと面白い活劇が読めますが、一人称と三人称が交差するので読みにくく、
主人公以外の登場人物の方が魅力があったりと、気軽に読める作品ではあるものの、
もう一つ物語の魅力という点では物足りなさも感じてしまいました。
<本紹介>
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【ジャンル】レポート
【著書名】 噂の「おみー君」劇場 --平成お見合い新事情--
【著者名】 岡林みかん/白河桃子
【出版社】 マガジンハウス
【初 刊】 2000年9月21日
【金 額】 1100円+税
【カバー文】恋愛結婚もいいけれど、一度ぐらいはお見合いを。そんな風に思って
いる人。この本を読んでからでも遅くはありません。お見合い市場の
カラクリが面白いほどに分かります。『月刊SAY』連載をまとめる。
【満足度】 ★★☆
End------------------------------------------------
最低最悪のお見合い男(おみー君)の実態に迫る、可笑しくも哀しいお見合いレポ
ート。岡林みかんの4コママンガも添えていて、面白く読むことができました。実
話ばかりを集めたレポートで、男性側からも「おいおいこんな男いるのかよ」と思
ってしまうおみー君の実態は読んでいて面白かったのと同時に、結婚できない男性
への通告内容ともいえるかも。お見合い市場のカラクリがわかり、気軽に読めたレ
ポート集でした。
<本紹介>
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【ジャンル】読書ガイドブック
【著書名】 「オンライン読書」の挑戦
【著者名】 津野海太郎/二木麻里
【出版社】 晶文社
【初 刊】 2000年8月15日
【金 額】 1800円+税
【カバー文】今、インターネットは古今東西の文学作品の宝庫。パソコンを通して
シェークスピアの作品も読める。電子化されたテキストを公開してい
るサイトを網羅的に徹底紹介。文学作品の新たな楽しみ方を体験でき
る。
【満足度】 ★★★☆
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本書は、電子テキストを公開しているWebサイトを網羅的に紹介する、オンラ
イン読書のためのガイドブック。プロジェクト・グーテンベルク、青空文庫など大
規模な総合ライブラリー、古典文学など専門分野に特化したライブラリー、作家た
ちが個人で運営しているサイト、さらには図書館や美術館のサイトなど、インター
ネットで読める電子テキストの情報をこの一冊に集約しており、オンライン読書に
興味ある人にはいい指針となるでしょう。
<本紹介>
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【ジャンル】読書ガイド
【著書名】 SFが読みたい! 2002年版
【著者名】 SFマガジン編集部編
【出版社】 早川書房
【初 刊】 2002年2月15日
【金 額】 700円+税
【カバー文】国内・海外のベストSF発表のほか、注目の新鋭作家座談会、サブジ
ャンル別ベスト10、書籍目録、ビデオガイド、特別企画「ファンタ
ジイが読みたい!」などを併録したSF新時代のすべてがわかるガイ
ドブック。2002年版。
【満足度】 ★★★
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「このミステリーがすごい!」が出てから、こういった本が多く出ていますが、
読み手側にとっては読書ガイドの参考にもなり、読書に役立つ情報源にもなってい
ます。最近はSFをあまり読まなくなったものの、本書を読むと面白そうなSFも
多く、国内・海外のベスト作品は内容も紹介されているため参考になりました。
<本紹介>
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【ジャンル】競馬ノンフィクション
【著書名】 運命に噛みついた馬 --サンデーサイレンス物語--
【著者名】 レイ・ポーリック/大関夏子・訳
【出版社】 産経新聞社
【初 刊】 2002年4月20日
【金 額】 1333円+税
【カバー文】誰にも期待されない死にかけの馬、血統だけでなく外見的にもパッと
しない馬、それがサンデーサイレンスだった。日本のサラブレッド生
産界に君臨する帝王の、知られざるアメリカ時代。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
日本の種牡馬界で大旋風を巻き起こし、日本競馬界の歴史を大きく塗り替えたと
言ってもいいのが種牡馬サンデーサイレンス。本書はそのサンデーサイレンスの現
役時代を中心としたアメリカでのノンフィクション物語。今では種牡馬として確固
たる地位を保っているサンデーサイレンスが、いかにして、アメリカを代表する馬
まで登りつめたのか、そして尊敬されるほどの馬になっていったのか丁寧に書かれ
ていて、読み応えのある物語となっています。
【か行】
<本紹介>
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【ジャンル】自伝的エッセイ
【著書名】 愚者の旅 --わがドラマ放浪--
【著者名】 倉本 聰
【出版社】 理論社
【初 刊】 2002年1月1日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】シナリオを文学の地位にまで高め、富良野塾を作り、自然保護運動ま
で多彩な活動を続ける倉本聡が初めて自らの人生を振り返る自伝的長
編エッセイ。『シアターガイド』連載に加筆。
【満足度】 ★★★★
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本書は、テレビが生まれてから今日までの時代に、第一線でかかわってきた著者
のドラマ制作にまつわる興味深いエピソードと共に、時代の移り変わりを感じさせ
るエッセイです。著者の携わったテレビドラマのエピソードは、実際にドラマの大
半を見ている者としてとても身近に感じました。又、スター達との交流、環境問題
へのアプローチ、富良野塾など、変わらぬ視点で考え、悩み、勇気をもって行動し
ていることを垣間見ることができ、北海道の自然や環境問題を改めて考えさせてく
れた1冊でした。
<本紹介>
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【ジャンル】経済
【著書名】 勝ち組になるデータファイル
【著者名】 浅井 隆
【出版社】 小学館文庫
【初 刊】 2000年1月1日
【金 額】 495円+税
【カバー文】2000年以降、日本経済は回復に向かう。だが間違えてはいけない。
それは国全体の話であって、個々の企業、個々のサラリーマンではな
い。むしろ、国全体の景気回復は、個々の企業、サラリーマンたちの
大量の犠牲の上に、はじめて実現されるのである。見よ、リストラの
嵐を! だが、この猛烈な暴風雨もまだ序の口だ。これから始まる情
け容赦ない「淘汰の時代」に、いかにして勝ち残るか。本書は、好評
の『勝ち組の経済学』の第2弾、浅井隆が全国のサラリーマン諸氏に
送る、必携の文庫版・厳選経済データファイルである。生きよ、闘え、
そして勝ち残れ。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
今年になって立て続けに著者の著書を読んできていますが、これはまだ読んでい
なかったので買いましたが、1990年からの10年でいかに日本経済の基本的な
部分が損なわれてしまったかは一番わかりやすく教えてくれていると思います。こ
の中で「予測したこと全てがあたっているわけではない」と著者も書いていました
が、今読むと多少予測と事実が異なる点もありますが、それもまた勉強にはなりま
した。また文庫ではあるものの、図が非常に読みやすく、忙しい人にも最適な経済
本といえます。
<本紹介>
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【ジャンル】ハードボイルド
【著書名】 木野塚佐平の挑戦
【著者名】 樋口有介
【出版社】 実業之日本社
【初 刊】 2002年2月25日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】国民的な人気をほこる村本啓太郎総理が57歳の若さで急死した。私
立探偵・木野塚の周囲に、総理は暗殺されたらしいという不穏な噂が
駆けめぐる。気がつくと重大事件の真相調査に巻き込まれていた木野
塚の運命や如何に!
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
私立探偵・木野塚シリーズの最新作ですが、その木野塚シリーズは全て読んでき
ていますが、本書は今までのシリーズとしてはややパワーダウンが感じられました。
ハードボイルドながら面白さを追求していて面白さはありますし、助手の桃世との
コンビぶりもシリーズとしての魅力がありますが、もう少し事件の真相部分を細か
く書いてほしかったです。それでも次のシリーズには期待したいです。
<本紹介>
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【ジャンル】エッセイ
【著書名】 紅一点主義
【著者名】 林真理子
【出版社】 文藝春秋
【初 刊】 2002年2月1日
【金 額】 1190円+税
【カバー文】女にとって理想の状況とは、ライバルなし、ひとり勝ちの男性たくさ
ん紅一点というやつである。念願の「ビストロ・スマップ」出演にと
きめくマリコ…。傑作エッセイ集。『週刊文春』『オール読物』等掲
載を単行本化。
【満足度】 ★★☆
End------------------------------------------------
様々な雑誌でのエッセイをまとめた本書ですが、読みやすいエッセイ集だったの
は林真理子らしかったものの、インパクトに欠けるエッセイが多かったようにも思
います。ただ、最後に書かれる「この国の子どもたちは」は考えさせられる内容で
した。
<本紹介>
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【ジャンル】マネー
【著書名】 決定版!あなたのお金防衛術
【著者名】 荻原博子
【出版社】 小学館文庫
【初 刊】 2002年3月1日
【金 額】 476円+税
【カバー文】リストラ、給与やボーナスのカット……不況の影響は、日々の家計を
ますます締め付け、銀行や生保の破綻、デフレといった史上最悪の経
済環境は、「自己責任によるお金の運用」をつきつけてくる。お金を
守り、殖やすことに関心を持ち、自己責任で管理・運用することの重
要性が、これほど問われている時代はないと、著者は警鐘を鳴らす。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
本書は、家計の主な出費でもある住宅・生保・損保・教育費などにあるムダを指
摘し、有効なお金の運用法についてが書かれています。荻原博子氏は家計のお金に
ついて分かりやすく説明して下さる人ですが、本書も非常に分かりやすく、図の説
明などお金の防衛に対しては理解しやすい内容でもありました。個人的には、お金
の守り部分が殆どで殖やすことについての説明が少なすぎたことは物足りなさを感
じましたが、お金の指南書ともいえますし、大切なお金をうまくヤリクリしたい人
にはお勧めの防衛書でもあります。
【さ行】
<本紹介>
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【ジャンル】経済
【著書名】 資産疎開
【著者名】 太田晴雄
【出版社】 実日ビジネス
【初 刊】 2002年4月15日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】未曾有の金融危機により、預金封鎖の危険性すらささやかれているこ
の国にあり、自己の資産をどう守るか、殖やすかを緊急提言する。あ
なたの「円」が紙くず同然になる日はさほど遠くない!
【満足度】 ★★★★☆
End------------------------------------------------
本書は、「2003年、日本国破産[衝撃編]
」を読んだ後に読みましたが、その
「2003年、日本国破産」のシリーズでは書かれていない、実際の個人レペルで
の資産防衛方法が書かれているだけに、非常に参考になりました。自己の資産をど
う守り、そして安全に運用するにはどうすればいいかが適切に書かれており、普通
預金のペイオフ解禁前だけに資産の疎開法による防衛手段というのは役立つ内容で
した。特に海外銀行の新規口座開設用紙の書き方や送金・管理方法を簡単なシュミ
レーションとして書かれているのは、海外口座を持ちたい人にとっても貴重な情報
源となるでしょう。
<本紹介>
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【ジャンル】ミステリー
【著書名】 残響
【著者名】 柴田よしき
【出版社】 新潮社
【初 刊】 2001年11月30日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】聞こえるはずのない残響が、今も私を苦しめる……。心の闇から溢れ
出す「力」に傷つきながらも、懸命に生きる杏子が遭遇した様々な悪
意を描く連作ミステリー。
【満足度】 ★★☆
End------------------------------------------------
本書は5つの作品が収録されている連作ミステリー。ドメスティック・バイオレ
ンスから逃れ新しい人生を歩きだした杏子の頭の中に、過去から運ばれてきた聞こ
えるはずのない「声」が反響していた。そしてそれは抱える闇が残留思念と共鳴し
たとき、時間の底に眠っていた冷たい真実が浮かび上がる。主人公の特殊な能力を
持つが故の苦悩をミステリーとした作品。
柴田よしきの作品は殆ど読んできているが、主人公の特殊能力と事件捜査という
変わった形のミステリーでもあり、連作として読みやすかったですが、ややミステ
リーとしては物足りなさを感じました。作品には主人公の過去や現在も詳しく描か
れ、その背景も分かりやすいものの、もう一つしっくりこないというか、ミステリ
ーとしての一捻りをしてほしかったとも思います。
<本紹介>
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【ジャンル】警察小説
【著書名】 事故係 生稲昇太の多感
【著者名】 首藤瓜於
【出版社】 講談社
【初 刊】 2002年3月29日
【金 額】 1700円+税
【カバー文】巡査だった父親の仕事ぶりを見て警察官になった生稲昇太。22歳。
独身。愛宕南警察署交通課巡査。事故処理のプロを目指して、まずは
交通整理から。『小説現代』連載。江戸川乱歩賞受賞第1作。
【満足度】 ★★☆
End------------------------------------------------
江戸川乱歩賞受賞作となった前作「脳男」が面白かっただけに、受賞後第1作と
なる本書はどんな内容かと期待していましたが、「脳男」とは全く違い、主人公で
ある警察官の日常を追った警察小説となっており、「脳男」とは全く違う種類の作
品となっています。その警察小説である本書も、特別ミステリー仕立てということ
でもなく、淡々とした連作小説となっていて、一応続きも読んでみたいとは思うも
のの、もう少し物語で起伏があっても良かったようには思います。
<本紹介>
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【ジャンル】連作ハードボイルド
【著書名】 ザ・ジョーカー
【著者名】 大沢在昌
【出版社】 マガジンハウス
【初 刊】 2002年4月5日
【金 額】 1700円+税
【カバー文】着手金は100万。仕事は「殺し」以外のすべて…。私立探偵にも逃
がし屋にも依頼できないトラブルを、たったひとりで引き受ける最後
のプロフェッショナル「ジョーカー」。東京の闇と、そこで生きる男
のプライドを描く。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
殺し以外は引き受けると言う、ザ・ジョーカーが主人公の連作短編集。大沢作品
としては気軽に読めるハードボイルドでもありましたが、「新宿鮫」のような強烈
な個性はあまり感じず、もう少し主人公の存在感を浮き出させてほしかったように
も思います。また、本書は連作集でしたが、できるならば長編として読んでみたく
思います。
<本紹介>
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【ジャンル】生活
【著書名】 図解 郵政公社が見る見るわかる
【著者名】 松原 聡
【出版社】 サンマーク出版
【初 刊】 2002年4月15日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】2003年郵政公社が発足する。この仕組みを解説し、その上でこの
郵政公社が郵政のネットワークを活かしきるにはまだ改革が不十分で
あり、さらなる改革=民営化が必要であると述べる。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
本書は、公社化後の郵便局を見直す77項の仕組みの解説が書かれたもの。郵政
公社の実像、国営の呪縛、郵貯・簡保の生き残り、民営化による最大ネットワーク
企業と変わるかどうか……など、中々興味深い内容でもありました。また図解なだ
けに各ページ分かりやすく紹介されており、公社化後にどうなっていくかも分かり
やすかったです。
【た行】
<本紹介>
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【ジャンル】エッセイ
【著書名】 ダメな女と呼んでくれ
【著者名】 中村うさぎ
【出版社】 毎日新聞社
【初 刊】 2001年12月20日
【金 額】 1000円+税
【カバー文】ブランド品を買い漁り、ホストクラブに足繁く通う。気づけば目の前
には大借金の山が…。こんなにダメな私でも、いいたいことは山ほど
ある。一言いわせろ。借金女王・中村うさぎが書き殴る、大爆笑エッ
セイ。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
本書は、著者の一連のブランド品買い物エッセイではないものの、ブランド品買
い物からホストにお金を注ぎ込んだり、日常のお金のない話と、相変わらずの中村
うさぎパワーが炸裂しています。結構毒舌も冴え渡っていますが、気軽に読むこと
ができ、つい笑ってしまうエピソードも多いです。ただ買い物エッセイとしての方
がパワーを感じますが、借金に借金を重ねる中村うさぎの存在感はある意味貴重で
もあり、個性溢れる楽しいエッセイです。
<本紹介>
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【ジャンル】短編小説集
【著書名】 超・殺人事件 --推理作家の苦悩--
【著者名】 東野圭吾
【出版社】 新潮社
【初 刊】 2001年6月20日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】パロディーか自虐か。笑いの仮面の下に毒と皮肉を潜ませて、昨今の
出版業界をメッタ斬り。作家の超舞台裏を描く爆笑短編集。これはす
べてフィクションです。
【満足度】 ★★★★☆
End------------------------------------------------
昨年の「このミス」国内編5位となった本書は、東野圭吾の作品としては異色と
いえるパロディ短編集。海外旅行や高価な買い物の経費を税務署に認めてもらうた
むめ、連載中の作品に無理やり取りこんだ「超税金殺人事件」。惚けた作家の原稿
を、惚けた編集者が手直しして、そして惚けた読者が読むという読書社会を描いた
「超高齢化社会殺人事件」など、全部で8つの短編が収録されていますが、いずれ
も最初から最後まで笑いながら読める作品ばかりで、現代ミステリー業界の批判も
いい意味でパロディとしています。
<本紹介>
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【ジャンル】マネー
【著書名】 「投資リスク」の真実
【著者名】 吉本佳生
【出版社】 PHP研究所
【初 刊】 2001年10月24日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】金融機関やマネー雑誌が絶対教えないリスクやリターンの本当の意味
とは? 数字のウソを見抜く方法とは? いろいろな例を物語風にア
レンジして示し、資産運用をおこなう際に知っておくべきことについ
て順番に解説する。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
本書は、資産運用に関する言葉、計算、データなど、当然のごとくに用いられて
いる知識の多くが、実は非常に誤解しやすいものだという点であることを解き。そ
の誤解が、結局は株式投資の無駄な損を生み、資産運用を難しくしているというこ
とを順に解説しています。例えば「リスク」という言葉の意味について、「結果と
して損害を被る可能性」か「予想される最大限の損失額」か、それとも「結果の不
確実性」か。同様に「リターン」とは何なのかなど、確率のゲームやクイズ、実際
の資産運用の事例をもとに言葉の意味を問いただし、たとえば「ハイリスク・ハイ
リターンの商品」が、実はハイリスクだけだったりするからくりを暴いています。
更に実質金利、物価や経済成長率といったマクロ経済データ、あるいはその変化率、
グラフなどの見方や落とし穴も指摘し、投資信託の宣伝でその複雑さを悪用したケ
ースを示すなどして、興味深い内容ではありました。ただ著者が経済学の先生であ
ることもあり、やや難しく感じた部分も多く、読みにくさを感じたのは個人的にや
や欠点に思いました。
<本紹介>
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【ジャンル】暗黒小説
【著書名】 溝鼠(どぶねずみ)
【著者名】 新堂冬樹
【出版社】 徳間書店
【初 刊】 2002年4月1日
【金 額】 1800円+税
【カバー文】「ドブネズミ」陰でそう呼ばれていることを自分は知っている…。復
讐代行屋・幸福企画。幸福な人の人生を破壊することだけが生き甲斐
の男たちを描く。『週刊アサヒ芸能』連載を単行本化。
【満足度】 ★★★★★(文句なし!)
End------------------------------------------------
鷹場英ーは復讐代行業「幸福企画」の経営者で、依頼人から金を貰い復讐を果た
す闇の稼業。その英一の前に絶縁したはずの父・源治が現れ2億円の儲け話を持ち
掛けるが、それはあまりにも危険極まりない仕事だった。凶暴なヤクザ・宝田が企
む医者からの2億円強奪の金を横取りする計画だが、英一の最愛の姉である澪が宝
田の情婦になっており、救出を望んでいると聞いた英一は計画に乗ることになるの
だが、そこには様々な欲望に取り付かれた人間達が命をかけて金を奪おうとひしめ
き合っていた……。
本書は出版界初のR指定作品。登場人物の闇の部分をこれでもかという程前面に
押し出され醜悪さも目立つものの、人の性(さが)を真正面から捉えて、実に迫力あ
るテンポとスピード感溢れる展開には圧倒されました。新堂冬樹の新作で、しかも
業界初のR指定ということで期待して読み始めましたが、その期待以上の展開で、
前半、中盤、後半と読み進むにつれて更に展開がパワーアップし、期待以上の作品
でもありました。年内にまだまだ面白い作品が出るでしょうが、現時点では今年の
ナンバーワン作品です!
<本紹介>
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【ジャンル】競馬ノンフィクション
【著書名】 テイエムオペラオー --孤高の王者--
【著者名】 木村俊太
【出版社】 廣済堂出版
【初 刊】 2002年4月10日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】最強馬として君臨した稀代のサラブレッド・テイエムオペラオーの蹄
跡と、とりまく関係者たちの人生の交差。栄光と葛藤の裏舞台を丹念
に綴ったノンフィクション。
【満足度】 ★★
End------------------------------------------------
GI7冠馬テイエムオペラオーについてが書かれる本書ですが、正直読後に物足
りなさを感じるノンフィクションでした。テイエムオペラオー誕生から調教師と馬
主との関わりなどが書かれているものの、どうも大雑把な書き方に思えましたし、
もう少し詳しい誕生秘話や関係者との関わりを中心にしてほしかったです。書かれ
ていることは確かに競馬ファンならば興味深い内容とは思うものの、中途半端に思
える描写もあるだけに物足りなさを感じたのは残念です。
<本紹介>
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【ジャンル】経済ノンフィクション
【著書名】 大崩壊が始まるとき
【著者名】 斉藤精一郎
【出版社】 日経ビジネス人文庫
【初 刊】 2002年4月1日
【金 額】 552円+税
【カバー文】「チューリップ球根を食べて入牢した船員」「革命前夜の仏経済を大
混乱させた賭博師の“思いつき”」。なぜ人は実態のない「価値」に
狂乱し、どん底へと落ちるのか。19世紀英国の名著に著者独自の視
点を加え、平成の金融崩壊を冷徹に見つめ直す。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
本書は、実際に世界が体験した経済破綻を元にして日本のバブル崩壊を冷静に見
つめ直したもの。オランダ経済を大混乱させたチューリップ球根の投機恐慌、フラ
ンス財政を危機に陥れたミシシッピ計画、イギリスの経済恐慌・南海泡沫事件と3
つの経済崩壊の物語を本書読んで初めて知りましたが、これらの物語は日本にも教
訓となるものばかりです。しかし人間のお金に対する愚かさ、そして脆くも崩れ去
る経済の崩壊は読む価値がありました。著者の独自の視点も的を得ており、ノンフ
ィクションとしても勉強になる1冊です。
<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】介護
【著書名】 太陽さん --モコの老人介護の現場だより--
【著者名】 いさやまもとこ
【出版社】 竹書房
【初 刊】 2001年12月25日
【金 額】 880円+税
【カバー文】読売新聞「ケアノート」で大反響を呼んだ怒涛の介護体験がコミック
になった! 実体験に基づいた(生)介護情報記事も満載!!
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
本書は老人介護の現場についてをコミック&エッセイとして紹介しているもの。
実父が脳梗塞で倒れ、新婚7ヵ月で新米介護者となった著者。手術、在宅介護、病
院・施設探しと次々に難問が待ち受けるものの、介護に前向きに取り組む様子が書
かれています。コミックとして非常に読みやすかったですし、文章だけの介護エッ
セイよりも実態が伝わってきました。
<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】エッセイ
【著書名】 ツーダン 満塁
【著者名】 矢作俊彦
【出版社】 東京書籍
【初 刊】 2002年2月1日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】フランスが遠かった頃、今日より先日本にプロ野球は無し、富士には
桜、素敵な独裁国家と不快な民主国家、モヒカン族の最近などをテー
マに綴るエッセイ集。
【満足度】 ★
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様々な雑誌で書いたエッセイを集めた本書ですが、内容もバラバラで、てっきり
野球エッセイか小説だと思っていたものの、野球に関するエッセイは非常に少なく、
何だかタイトルに騙された思いです。海外の話が多かったことも興味が殆どないだ
けに、内容的にも詰まらないエッセイ集でした。
<本紹介>
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【ジャンル】経済
【著書名】 チャイナ・インパクト
【著者名】 大前研一
【出版社】 講談社
【初 刊】 2002年3月29日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】目覚めた巨人・赤い資本主義がアジアを襲う。中国は本格的に変わっ
た。繁栄の法則を掴んだ中国を読み解くキーワードは「中華連邦」。
成長する6大地域を中心に現状と今後を分析、日本経済のとるべき道
を探る。
【満足度】 ★★★★
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本書は、大前研一が中国各地を取材し中国の現状を冷静にとらえ、訪れた地方を
ひとつひとつ、丁寧に分析している内容。ここで取り上げられているのは、上海を
中心とした長江デルタ、北京と天津を結ぶ北京・天津回廊、大連を代表とする東北
三省、青島・煙台を中心とした山東省、深センから広州にいたる珠江デルタ、アモ
イ・福州を中心とした福建省の6つの「メガリージョン」。いずれも大前が直接足
を運び、データだけでは決して分からない各地の特徴を浮き彫りにしています。政
治・経済のマクロな視点を押さえつつ、地域レベル、企業レベルの議論も展開して
おり、中国の有力企業、労働者の質、今後の展開などが面白く書かれています。ま
た、現在伸びているビジネスや、潜在的に需要の見込まれるビジネスについてのコ
メントもあり、中国ビジネスの可能性を探っている人にとって大いに参考となる1
冊でしょう。
【な行】
<本紹介>
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【ジャンル】経済
【著書名】 2003年、日本国破産[衝撃編]
【著者名】 跡田直澄/浅井隆
【出版社】 第二海援隊
【初 刊】 2002年6月17日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】「もはや、財政(=国の借金の問題)と不良債権(=銀行の抱え込んだ問
題)の両方は、解決不可能」とドーンブッシュ教授も断言。しかもいま
だに政府の借金の膨張は続いており、「破滅的状況」との指摘まであ
る。本当に日本は「破滅的状況」なのか。そうだとしたら、私たちの
将来はどうなるのだろうか。本書はそれに対して“衝撃”的事実を明
らかにする。
【満足度】 ★★★★
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「2003年、日本国破産」のシリーズは全て読んできていますが、シリーズを
読んできている人にとっては目新しさはさほど感じないでしょうが、最新刊の本書
では浅井隆だけでなく、慶応義塾大学教授の跡田直澄との共著となっているため、
日本経済の現在の状況なども更に分かりやすく書かれている点は評価できると思い
ます。読みやすさは勿論ではありますが、個人的にどういう対策を取ればいいのか
はシリーズ全体にもいえることですが、ここでも書かれておらず、正直物足りなさ
も感じたところもありましたが、それでも分かりやすく日本経済が書かれているだ
けに、初めてシリーズを読む人にとっては衝撃的な内容でしょう。本書の中で、
「サバイバル編」が年末に出される予告がありましたが、そのサバイバル編に期待
したいです。
<本紹介>
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【ジャンル】近未来シュミレーション小説
【著書名】 2003年の「痛み」
【著者名】 水木 楊
【出版社】 PHP研究所
【初 刊】 2001年9月28日
【金 額】 1100円+税
【カバー文】「骨太の方針」を掲げる小泉内閣がこのまま政策を続けていけば、2
003年に日本は一体どうなるのか。あるサラリーマンを主人公に、
グランドデザインなき「構造改革」がもたらしかねない最悪のシナリ
オを描く。
【満足度】 ★★★☆
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本書は小泉内閣が続き、構造改革が最悪となるシナリオを近未来小説としてシュ
ミレーションしたもの。主人公の48歳のサラリーマン・赤司は子会社への出向を
命ぜられ、給料は大幅にダウンした。家のローンを抱え、長男はフリーターで自宅
におり、長女は高校生。緊縮予算成立で更に景気は悪くなり、やがて会社は倒産。
失業率は7%を超え、日経平均株価も五千円の大台割れとなった。長男は家を出、
長女は大学進学を諦めマレーシアに集団就職に、そして妻とも別れ一家離散となる
物語が描かれています。
シュミレーション小説としては、非常に読みやすく一気に読めましたが、どうせ
ならばもう少し経済についての細かなシュミレーションを描いてほしかったのと、
主人公一家の離散するまでの過程が少々雑になっていたのが気にはなりました。た
だし、小泉内閣の経済対策に対する欠点は分かりやすく書かれていたのは評価でき
ますし、シュミレーションとして絶対にありえないことではないだけに、読んでお
いて損のない作品でした。
【は行】
<本紹介>
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【ジャンル】エッセイ
【著書名】 ビートたけしの黙示録
【著者名】 ビートたけし
【出版社】 徳間書店
【初 刊】 2001年11月30日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】女どもはわざわいである、男たちの哀しみは深い…。ついに天の声が
「語れ」とオイラに下っちまった。お先真っ暗21世紀の生き死に方
を捨て身で説く、知と痴の巨人緊急書き下し!
【満足度】 ★★★
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ビートたけしの書き下ろしのエッセイですが、毒舌ではあるものの、妙に感心も
してしまうそんな意見書です。特に第5章の「芸能界の罪と罰」は、知らない芸能
界の裏話も載っていて面白く読むことができました。少々下ネタが多かったのはや
やウンザリするところもありましたが、納得できる意見も多く読んでいてそれなり
に面白かったです。
<本紹介>
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【ジャンル】エッセイ
【著書名】 はみ出し銀行マンの資産倍増論
【著者名】 横田濱夫
【出版社】 講談社文庫
【初 刊】 2000年10月15日
【金 額】 514円+税
【カバー文】「株のチャンスは人生でたった三回」「"亀よりもウサギが勝つ"が投
資の鉄則」倒産寸前銀行の見分け方から商品ファンドの利用法、銀行
員の呆れた行状にネット長者のからくりまで、新聞・テレビが報じな
い爆笑激憤の裏情報、失敗しない資産運用の秘訣を大公開。絶対得す
る痛快エッセイ。
【満足度】 ★★★★
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著者の「はみ出し銀行マン」シリーズは幾つか読んでいますが、本書も面白く、
そしてためになる内容でした。ファンドの利用法や、今回も面白かった銀行員の呆
れた行状、メガバンクの本当の魂胆など、表にて出ない裏話が多く、楽しく読めて
参考になりました。しかし金融については本当に知識がないと、騙されるものだと
も痛感しました。
<本紹介>
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【ジャンル】競馬エッセイ&4コママンガ
【著書名】 ぼーん・とぅ・びー競馬ファン
【著者名】 よしだみほ
【出版社】 廣済堂出版
【初 刊】 2002年4月10日
【金 額】 1300円+税
【カバー文】競馬ファンとウマたちの愛すべき生態を、人気漫画家が描き出すコミ
ック・エッセイ。テイエムオペラオー、ステイゴールド、クロフネ、
サイレンススズカ…それぞれのファンの思い入れは? 初の4コマ漫
画集。
【満足度】 ★★★
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著者初の4コママンガ集でもあり、それぞれに競馬エッセイも加えられています。
4コマ作品は共同馬主クラブでの会報に連載されていたもので、中々共同馬主クラ
ブの特徴を活かして面白く描いており、競馬とファンの関わりが全面で巧く紹介さ
れています。
【ま行】
<本紹介>
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【ジャンル】エッセイ
【著書名】 ももこのトンデモ大冒険
【著者名】 さくらももこ
【出版社】 徳間書店
【初 刊】 2001年11月30日
【金 額】 1200円+税
【カバー文】新展開! 最新エッセイ。超常世界への体当たり体験記。
【満足度】 ★★★
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本書は、アジア、アメリカ、タスマニアを渡り歩く爆笑の旅エッセイで、超常世
界への体当たり体験記。今までのさくらももこのエッセイとは違った形のトンデモ
体験記で、今までのようなエッセイを期待していただけに、やや期待ハズレの内容
でした。それでも旅行の感激と後悔が満載で、それなりに面白かったエッセイです。
【や行】
<本紹介>
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【ジャンル】マネー
【著書名】 預金封鎖であなたの資産が消滅する
【著者名】 堀 篤
【出版社】 ガイア出版
【初 刊】 2002年4月27日
【金 額】 1200円+税
【カバー文】2002年4月、ペイオフ凍結が解除された。それは崩壊への序曲に
すぎない。やがて訪れる非常事態の中であなたは資産を守りきれます
か?
【満足度】 ★★★☆
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本書は、ペイオフの実態、日本経済崩壊のシュミレーション、大手銀行の破綻、
平成版預金封鎖、資産没収など、日本経済の最悪のシナリオがシュミレーションと
して書かれています。浅井隆や太田晴雄などの著書と内容的にはダブっているとこ
ろが多いですが、著者は元証券マンだっただけに、実際にインフレが起こり、預金
封鎖された場合に、どの資産が没収されるかや、新たに予測される課税、そして資
産を守るための逃げ道を分かりやすく書いています。ただし、結局最後には「資産
戦略倶楽部」の宣伝紹介で終わり、具体例としての対策などが示されていなかった
のは少々残念です。
<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 闇の楽園
【著者名】 戸梶圭太
【出版社】 新潮文庫
【初 刊】 2002年2月1日
【金 額】 781円+税
【カバー文】過疎化に悩む町が仕掛けた捨て身の町おこし運動。それに青春を賭け
るプータローの若者。行き詰まった産業廃棄物業者、そして新興カル
ト教団。ある土地をめぐってこの四者が出会い…。第3回新潮ミステ
リー倶楽部賞受賞作。
【満足度】 ★★★★☆
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戸梶圭太のデビュー作の本書ですが、とにかく最初から最後まで戸梶ワールド満
載の目が離せない迫力とスピード感がありました。毎日契約の取れない罪悪感から
営業の仕事を辞めた青柳は、偶然手にした雑誌の中の町おこしアイディア募集を見
て、お化け屋敷のテーマパークを突如思いつき、その日のうちに辞めた会社の契約
書の裏に原案を書き、応募すると採用されることに。一方その町おこしをする長野
県の坂巻町ではテーマパークの反対運動が起きており、反対運動を起こしている反
対派は謎のカルト集団でもあったが、カルト集団は教祖の実家だった坂巻町に道場
の建設を目論んでいた。それぞれの思惑が複雑に絡む中、投票日当日となるがカル
ト集団による不正操作、そのカルト教団に対して一歩もひかない町長ら賛成派、そ
して投票後に不正操作が発覚し、役場では大混乱が起きた……。
カルトによる洗脳と暴力、そして殺人。方や坂巻町に住む人々の思惑と、それぞ
れの闘いがテンポ良く描かれ、読んでいても次の展開が気になる内容でもありまし
た。そして飽きさせない場面も随所に盛り込まれており、実に存在感のある作品に
仕上がっており、パワーある作品で、お勧めです。
【ら行】
<本紹介>
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【ジャンル】ホラー
【著書名】 レイミ --聖女再臨--
【著者名】 戸梶圭太
【出版社】 祥伝社(NON NOVEL)
【初 刊】 2000年4月10日
【金 額】 857円+税
【カバー文】暗い夜、廃墟と化したビルに五人の男女が集結する。彼らの目的は
「儀式」だった。自分だけが独占したい「聖女」をこの世に甦らせる
ための…。闇の廃ビルは狂気の地獄となり、血と絶叫が迸る。
【満足度】 ★★★★
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廃墟と化したビルに集まった5人の男女。彼らの目的はそれぞれが持ち寄った物
を合体させて「聖女」を甦らせること。それは彼らにとって自分だけが独占したい
「聖女」だった。相互不信が走り、神経がキレ、全員が敵同士に。そして物の争奪
戦が始まり、闇の廃ビルは狂気の地獄と化した。迸る血と絶叫……はたして「聖女」
レイミの正体とは?
今の戸梶圭太の作品とはちょっと異質と思えるが、それでもノンストップといえ
るホラー作品で、狂気の世界が描かれます。「聖女」レイミの正体、そして登場人
物とレイミとの関わりなど、最初から目が離せない展開が続き、ゾクゾク感のある
ホラー作品です。
【わ行】
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