書評データベース(2004年度5月分)

 

■2004年5月に掲示板にて紹介された本■

 烈火の月               野沢 尚     小学館
 炎と氷                新堂冬樹     祥伝社
 庶民派経済学             森永卓郎     実業之日本社
 あの橋の向こうに           戸梶圭太     実業之日本社
 購買心理をそそるネット販売心理学 藤田幸江/加川逸芳  明日香出版社
 ヤフオクで儲ける100のルール  桜井もえ/根元亮太  技術評論社
 清貧どケチサバイバル         浅井 隆     あ・うん
 ビッグボーナス          ハセベバクシンオー  宝島社
 捌き屋                浜田文人     徳間書店
 不器用な王者たち           李 春成     ぴあ
 パラレルな世紀への跳躍        太田 光     ダイヤモンド社
 逆風の街               今野 敏     徳間書店
 冠(コロナ)              沢木耕太郎    朝日新聞社
 イッツ・オンリー・トーク       絲山秋子     文藝春秋
 ダンボールボートで海岸        千頭ひなた    集英社
 アクセス               誉田哲也     新潮社
 代行返上               幸田真音     小学館
 社長をだせ!ってまたきたか!    川田茂雄/森健   宝島社
 国家破産サバイバル読本(上下巻)    浅井 隆     第二海援隊
 銀行籠城               新堂冬樹     講談社
 男たちの長い旅            東直己ほか    徳間書店
 馬産地放浪記             河村清明    イースト・プレス
 うまうまノート            室井 滋     講談社
 パソコン部品のしくみとトラブル解決  佐々木康之    技術評論社
 MONEY              清水義範     徳間書店

【あ行】

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】小説
【著書名】 あの橋の向こうに
【著者名】 戸梶圭太
【出版社】 実業之日本社
【初 刊】 2003年12月15日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】私一体、何をやりたいんだろう…。女の子なら誰もが経験したは
      ずの、不確かな恋物語。100万人の真面目な女の子に捧げる異
      才トカジの恋愛小説。書き下ろし。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
 毎日終電、仕事は単調で全く面白くない。彼氏もいなく、家と会社の往復ば
かりの毎日の芳美の前に、ある日インテリアデザイナーの男が現れた。そして
2人の突然始まった恋の行方は……。
 戸梶圭太の初の恋愛小説ということでしたが、恋愛小説というよりもいつも
の戸梶ワールドの作品で、主人公の芳美の描写は性描写も含め、ところどころ
破綻していますが、独特の世界として描いています。ただし、作品としてはで
きれば、もう一捻りしてほしかったです。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】小説集
【著書名】 イッツ・オンリー・トーク
【著者名】 絲山秋子
【出版社】 文藝春秋
【初 刊】 2004年2月10日
【金 額】 1429円+税
【カバー文】東京、蒲田…。下町でも山の手でもない、なぜか肌にしっくりな
      じむ町。逃げない、媚びない、イジケない、それが「私」、蒲田
      流。おかしくて、じんわり心に沁みる短篇集。『文学界』掲載を
      単行本化。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
 本書は表題作と「第七障害」という2つの作品が収録された短編集。表題作
は東京の蒲田を舞台に、そこに暮らす主人公が様々な風変わりの男達と交流す
る様を描いた物語。勃起不全の選挙候補者、無職で虚言癖のあるいとこ、チン
ピラやくざ、テレクラで知り合った痴漢と、登場人物は非常に個性的ですが、
物語は淡々と進みます。文章は非常に読みやすく、新人作家のデビュー作とし
てはいい作品だとも思いますが、キャラクターを壊しすぎていたようにも思い
ますし、純文学かエンターティメントかの狭間で中途半端な感じも受けました。
ただ今後の作品にも目を通してみたい作家です。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】ホラー
【著書名】 アクセス
【著者名】 誉田哲也
【出版社】 新潮社
【初 刊】 2004年1月15日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】「ケータイ料金が全て無料!」 高校生の翔矢、雪乃、可奈子が
      謎のプロバイダと契約した瞬間から、死が世界を侵食しはじめた
      …。キャラ立ち抜群の青春ホラー小説。第4回ホラーサスペンス
      大賞特別賞受賞作。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 2mb.netというサイトにプロフィールを登録し、誰か1人を新たに勧
誘すれば、基本料金も通話料も無料という、誘い文句に乗せられた高校生たち
の周囲に次々と異変が起きた。自殺する者、親を殺す者、失跡者が現れ、そし
て奔放に愛人稼業に精を出す雪乃と、従姉妹だがごくフツーの女子高生・可奈
子も殺人者に襲われ、2人を守ろうとした翔也が殺された。かろうじて生還し
た可奈子、だが母親の和泉は娘がまるで別人に生まれ変わったような違和感に
襲われる……。
 物語は、現代のネット社会の裏側に潜む闇の恐怖を描いたホラーサスペンス。
携帯電話、インターネットをうまく活かしたホラー作品で、ホラーだけではな
く、恋愛や友情、そして家族を展開に絡めて読みごたえある作品に仕上がって
います。できれば、この続きもぜひとも読んでみたい作品でした。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】ハードボイルド・アンソロジー
【著書名】 男たちの長い旅
【著者名】 東直己ほか
【出版社】 徳間書店(TOKUMA NOVELS)
【初 刊】 2004年1月31日
【金 額】 838円+税
【カバー文】闘い続ける男たちの、荒ぶる魂の叫び。そこにはそれぞれの流儀、
      それぞれの矜持がある…。逢坂剛、大沢在昌、北方謙三ら、いま
      をときめく人気作家が一堂に会した、ハードボイルド・アンソロ
      ジー。10編を収録。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 本書は10人の作家達によるハードボイルド作品集で、その作家は、東直己、
石田衣良、打海文三、逢坂剛、大沢在昌、奥田英朗、北方謙三、戸梶圭太、花
村萬月、藤田宜永の10名。好きな作家が多く、1冊で10人分をしっかりと
楽しむことができた作品集で、それぞれの作品で熱い物語が描かれます。個人
的には東直己の「Bar Osamu」、戸梶圭太の「Jの利用法」、花村萬月の「歓喜
の歌」が印象に残りました。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】エッセイ
【著書名】 うまうまノート
【著者名】 室井 滋
【出版社】 講談社
【初 刊】 2003年11月27日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】食に対して「霊感が働く」と嘯く「食いしん坊女優」ムロイが、
      出会うべくして出会った「うまうまなモノ」を相手に、文を書き、
      イラストを描き、写真を撮る! 食いしん坊パワーを凝縮した『V
      OCE』人気連載、初の単行本化。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
 本書は著者の自分のためだけのグルメ日記といえる食べ歩きエッセイ集。身近
な場所での身近な食べ物について書かれており、イラストと写真も数多く、読ん
でいてつい食べたくなるエッセイでもあります。気軽にサクサク読めるエッセイ
はこれまでの室井滋のエッセイ同様ですが、なぜかこれまであまり書かれていな
かった食をテーマに面白く書かれたエッセイ集です。

【か行】

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】ビジネス
【著書名】 購買心理をそそるネット販売心理学
【著者名】 藤田幸江/加川逸芳
【出版社】 明日香出版社
【初 刊】 2003年10月31日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】ホームページやメルマガに「稼ぐパワー」をつけ、ネット顧客獲
      得力を増強したいなら、客の感情を意識したビジネス展開が欠か
      せない。視覚情報を原点とした客の心理状況と行動を理解するた
      めの現場で使える方法論を紹介。
【満足度】 ★★
End------------------------------------------------
 ネット販売における購買心理について書かれているものですが、どちらかと
いうと購買心理というよりもネットビジネスのノウハウ本という内容です。読
みやすい内容ではありますが、個人的には物足りなさを感じましたし、実例が
少なかったのも残念です。勿論効果的なことも書かれているのでしょうが、実
際のネット販売に活かせられるかというと疑問な部分もあり、内容としては今
一つでした。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】警察小説
【著書名】 逆風の街
【著者名】 今野 敏
【出版社】 徳間書店
【初 刊】 2003年12月31日
【金 額】 1800円+税
【カバー文】俺の行動に共感する人間がいるのか? 俺は今、逆風の中を必死
      で前に進もうとしているような気分だ…。港ヨコハマを、はみ出
      しマル暴が奔る! 管轄(ニワ)を荒らす奴は誰だ? 警察小説の
      新境地を拓く長篇。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 暴力犯係の刑事・諸橋はヤクザを許せぬ正義漢。部下たちとともに、諸橋は
とある悪徳金融業者を追いつめるが、そこには秘密が隠されていた……。今野
敏らしいテンポの良い作品で、主人公・諸橋と城島のコンビの存在感も良く、
横浜を舞台としたマル暴物語として面白く読むことができました。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】スポーツノンフィクション
【著書名】 冠(コロナ)
【著者名】 沢木耕太郎
【出版社】 朝日新聞社
【初 刊】 2004年1月30日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】1996年アトランタ。かつて心を躍らせてくれたオリンピック
      が死に瀕している! 開会式から閉会式まで、つぶさに観察した
      著者の奏でる痛切なレクイエム。『ナンバー』連載の「廃墟の光」
      をもとに単行本化。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
 読み始めるまでは、単にアトランタオリンピックについてが書かれたノンフ
ィクションだと思いましたが、沢木耕太郎らしい視点で、オリンピックの影の
部分が書かれています。ギリシャのオリンピアを訪ね、1200年も続いた4
年に一度の古代オリンピックがなぜ滅びたかについて思いを馳せ、そして近代
オリンピックが古代オリンピックの10倍のスピードでその滅びの道をたどっ
ているのではないかとも危惧しています。ロサンゼルス五輪以降、オリンピッ
クの商業化が急激に進んでいることへの嘆き。無能な審判にメダルの行方を左
右されるようになっていることなど、商業至上主義への危機感や問題提議は共
感を覚えました。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】経済
【著書名】 国家破産サバイバル読本(上下巻)
【著者名】 浅井 隆
【出版社】 第二海援隊
【初 刊】 2003年9月24日(上巻)、2003年12月18日(下巻)
【金 額】 上巻1100円+税、下巻1400円+税
【カバー文】日本国政府の1年当たりの借金増加額は、なんと60兆円。も
      はや日本国の破産はすぐ目の前にある現実と言わざるを得ない。
      将来の悲惨で絶望的な老後に対し、しっかりと手を打ち輝かし
      い未来で勝者となるための手引書。
【満足度】 ★★☆
End------------------------------------------------
 これまで浅井隆の著作は幾つも読んできましたが、本書は「日本国破産」シ
リーズで書かれている内容と殆ど重複しており、目新しさが感じなかったのは
残念です。また、読み慣れたシリーズでもあるため最初に読んだ頃と比べてイ
ンパクトを感じなくなってきていますが、もう少しこれまでのシリーズと違う
内容を織り込んでほしかったです。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】犯罪小説
【著書名】 銀行籠城
【著者名】 新堂冬樹
【出版社】 講談社
【初 刊】 2004年3月10日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】「全員、服を脱いで、俺の盾になれ!」銀行に籠城し人質を射殺、
      男女全員を完全に服従させた凶悪犯の真の目的は……。たったひ
      とりの男の狂気が警察の面子を潰し、マスコミを翻弄、そして何
      よりも全国の視聴者をテレビの前に釘付けにした。ノンストップ、
      息をもつかせぬ犯罪小説の最高傑作!
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 男が一人、銀行に押し入り、行員と客の合わせて42人を人質に取って立て
こもった。「全員服を脱いで、おれの盾になれ」と人質となった42人を服従
させた男だが、少しでも逆らった人質は死体となって転がった……。
 物語は、大阪の三菱銀行北畠支店で起きた梅川事件をモチーフに描かれた作
品だとは思いますが、新堂冬樹の犯罪小説の割には比較的アッサリと読むこと
ができました。ただし、作品としては、最後に明かされる犯行動機が感傷に流
れた気もしますし、展開にこれまでの新堂作品のような深みがなかったのは欠
点だとも思いますが、新たな新堂ワールドの新境地ともいえる作品のようには
思いました。

【さ行】

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】経済
【著書名】 庶民派経済学
【著者名】 森永卓郎
【出版社】 実業之日本社
【初 刊】 2004年2月13日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】全く豊かにならない私達「庶民派」の生活。もう「痛み」に耐え
      る必要はない。こんな時代だからこそできる、自分だけの経済革
      命。そんな「今」を生きるヒントがここにある! 『日刊ゲンダ
      イ』等に連載したものを単行本化。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
 最近頻繁に本を出している著者ですが、本書は日本の経済と庶民の生活につ
いてを書いたものですが、「年収300万円時代を生き抜く経済学」などで書
かれている内容とダブっている点も多く、正直新鮮さという点はあまり感じら
れませんでした。収入や出世だけに価値を認める人生観を根本的に転換し、ビ
ンボーでも心豊かに暮らす生き方をすべきであることなどを提案する姿勢も一
貫していますが、読みやすい経済本という点では評価できる内容だと思います。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】経済
【著書名】 清貧どケチサバイバル
【著者名】 浅井 隆
【出版社】 あ・うん
【初 刊】 2003年12月12日
【金 額】 1300円+税
【カバー文】こんな時代、ただのケチでは生き残れない。大不況もなんのその、
      ピンチをチャンスにかえるための本音のお金学。デフレから国家
      破産へこの経済戦国時代を生き残るためのノウハウ満載。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
 本書は、これまでの浅井隆の「日本国破産」シリーズでも書かれていたこと
を分かりやすくポイント別に書かれているもの。前半部分は目新しい内容では
なかったものの、後半は著者のビジネス経験も書かれていて、それなりに興味
深い内容ではありました。浅井隆の著作も読み始めの頃と比べるとインパクト
を感じなくなってはいますが、考えさせられる部分も多いだけに参考となる1
冊でした。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】小説
【著書名】 捌き屋
【著者名】 浜田文人
【出版社】 徳間書店
【初 刊】 2004年2月29日
【金 額】 1800円+税
【カバー文】信頼できるのは、カネだけだ! 新薬開発をめぐる製薬会社同士の
      利権争い。泥沼のトラブル収拾に乗り出す「捌き屋」たちを描く、
      異色のファイナンシャル・ピカレスク。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 物語は、実在の総会屋・捌き屋に綿密な取材をしたリアルな「裏経済」小説。
新薬開発をめぐっての製薬会社の利権争いを、情報と力で解消する交渉人「捌
き屋」の実態に光を当て、その心理戦を鋭く描いています。経済小説でもあり、
ピカレスクでもある本書ですが、企業の裏の部分も興味深く描かれており、読
みごたえのある作品です。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】ノンフィクション
【著書名】 社長をだせ!って またきたか!
【著者名】 川田茂雄/森健
【出版社】 宝島社
【初 刊】 2004年2月9日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】食品製造、書店、電気機器メーカー、旅行代理店、定食チェーン、
      通信販売、テレビ放送…。様々な業種の消費者担当者が語る、通
      常では決して聞くことのできない、クレームをめぐる闘いの記録
      をまとめる。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
 本書は、様々な業種のクレームの実例とそのクレームをめぐる記録がまとめ
られたもの。様々な事例が取り上げられているだけに、興味深かった反面、ク
レームに至る経緯があまり細かく書かれていないため、あまり業務としての参
考にはならないようにも思います。できればクレームを言うお客側の意見も多
く取り上げてほしかったですし、もう少し深く掘り下げてほしかったです。

【た行】

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】小説
【著書名】 ダンボールボートで海岸
【著者名】 千頭ひなた
【出版社】 集英社
【初 刊】 2004年1月10日
【金 額】 1300円+税
【カバー文】写真でしか父を知らず、母は家出中の「ボク」。大学を休学し、
      母の車のローン返済のためバイトをしている。ある日、散歩中に
      女装したサラリーマンと出会う。彼らの明るく楽しく白痴的な日
      々。第27回すばる文学賞受賞作。
【満足度】 ★★
End------------------------------------------------
 母親は男と逃げ、初めから父親はいない。今、“ボク”は結局、一人暮らし
だ。持ち家とはいえ、貯金は目減りする一方で手元は不如意。大学を休みバイ
トで生活費をかせぐ主人公の元に、女装癖のある銀行員や、造形作家の女友達
が転がりこんできた……。
 物語は、家族の解体と再編成を描いた作品。ただし、現実感が乏しく、主題
がよくわからなかったため、作品としては中途半端さを感じたのは残念です。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】経済小説
【著書名】 代行返上
【著者名】 幸田真音
【出版社】 小学館
【初 刊】 2004年3月10日
【金 額】 1800円+税
【カバー文】いま日本が抱える年金問題の不透明な実態を、厚労省、企業、一
      個人の視点から多角的にあぶり出した問題作。やがて訪れるあな
      たの老後ははたしてどうなる? 『文芸ポスト』連載に加筆して
      単行本化。
【満足度】 ★★
End------------------------------------------------
 本書は、年金をテーマにした経済小説で、タイトルの「代行返上」は、企業
が国の肩代りをしている厚生年金の一部運用支払いをストップし、その機能を
国に返上するという事。年金が大きな社会問題となっているだけに、タイムリ
ーな作品だと読みましたが、展開に深みがなく、状況描写も不充分。年金問題
についての詳しく知りたいと思うことが描かれておらず、中途半端さばかりが
目に付きました。

【な行】

 

【は行】

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】小説
【著書名】 炎と氷
【著者名】 新堂冬樹
【出版社】 祥伝社
【初 刊】 2003年10月20日
【金 額】 1800円+税
【カバー文】親友の若瀬と共に闇金融業を営む世羅のもとに、堅物の銀行マン・
      赤星が客として現れた。行内の融資を200万貸してほしいとい
      う。だが、赤星の陰で融資強奪を計画していた男こそ、若瀬だっ
      た。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 有無をいわせぬ暴力で債務者を恐怖に陥れる競馬金融を営む「炎の男」世羅
武雄。冷徹な頭脳で闇世界の制覇を目論む風俗金融を営む「氷の男」 若瀬勝
志。かつての親友同士が袂をわかったとき壮絶な戦いの幕がきって落とされた
……。
 物語は新堂冬樹らしい暗黒小説でもありますが、過酷なヤミ金融の世界を舞
台に、その実態に迫る作品ともいえるでしょう。圧倒的なスピード感と、金に
まつわる人間の本性を鋭く描き出しており、最初から最後まで圧倒されながら
読みました。ただ、これまでの新堂作品に比べると多少ワンパンチが足りない
ようにも思いましたが、怒涛の息をつかせぬ物語は魅力ある作品でした。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】犯罪小説
【著書名】 ビッグボーナス
【著者名】 ハセベバクシンオー
【出版社】 宝島社
【初 刊】 2004年2月27日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】裏ギャンブル社会の圧倒的ディテールと怪しい攻略情報を巡るギ
      ャンブル中毒者のバカっぷりが痛快な異色犯罪小説。第2回「こ
      のミステリーがすごい!」大賞優秀賞受賞作。
【満足度】 ★★★★☆
End------------------------------------------------
 主人公・東俊哉は、「トリプルセブン」という会社でパチスロの攻略情報を
売っていた。ある日、ライバル社「東栄企画」からダーティハリーのネタが流
出。試しに買ってみるとこれが本物で、このダーティハリーは東がいた会社
「ダッシュ電子」の新台だった。東は、このネタを売っていくが、東栄企画に
そのことが発覚し、ヤクザも出てきて。この絶対絶命のピンチを東は切り抜け
ることが出来るのか……。
 物語はパチスロ業界を舞台に、悪徳商法並にギャンブル依存症のパチンコフ
ァンに売りつけ、月の売上が数千万にもなる主人公が、ライバル会社やヤグサ
から脅かされるという展開ですが、非常にテンポが良く、Vシネマを見ている
ような作品でもありました。特に後半から一気に展開するヤクザとの攻防はス
リルがあり、ギャンブルと犯罪、そして笑いも交えた面白い作品でした。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】スポーツノンフィクション
【著書名】 不器用な王者たち
【著者名】 李 春成
【出版社】 ぴあ
【初 刊】 2004年3月6日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】頑固、偏屈、愚直、一匹狼…。個性的アスリート達を追った骨太
      なノンフィクション。
【満足度】 ★★
End------------------------------------------------
 本書はアスリート12人のスポーツノンフィクションで、サッカーの小倉隆
史、久保竜彦、岩本輝雄、奥野僚右、ラリードライバー増岡浩、ラグビーの岩
渕健輔、モトGPの加藤大治郎、そして格闘技界のアウトロー達を取り上げて
います。実力は誰もが認めるものの、不器用なアスリートにスポットを当てて
いますが、いずれも中途半端なノンフィクションで、個々の選手をもっと深く
掘り下げてもらいたかったものの、表面的な部分しか書かれていなかったのは
非常に残念です。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】エッセイ
【著書名】 パラレルな世紀への跳躍
【著者名】 太田 光
【出版社】 ダイヤモンド社
【初 刊】 2003年12月4日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】人類は前進するという習性に逆らえない。例えそれが完全なるゼ
      ロに続く道であろうとも…。新しい価値観を生み出す為に、止ま
      るのではなく、思い切った跳躍をしよう! 著者初の単独エッセ
      イ。『TVブロス』連載を単行本化。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
 本書は「TVブロス」誌に掲載されたコラムを、テーマごとに再構成し単行
本化した、爆笑問題の太田光の単独エッセイ集。日常生活の出来事、その中の
実感から、人類史的な文明観や死生観、学生時代のエピソードなど、幅広い内
容となっていますが、太田光の新たな一面を覗かせてくれるエッセイでもあり
ます。笑いを追及する太田の真摯な文章は中身の濃いエッセイになっています。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】競馬
【著書名】 馬産地放浪記
【著者名】 河村清明
【出版社】 イースト・プレス
【初 刊】 2004年3月10日
【金 額】 1333円+税
【カバー文】牧場には、のどかさの裏側に過酷なまでの現実があるのだ。生産
      者、調教師、騎手、そしてファン……。サラブレッドをめぐる様
      々な人々の夢と実状。競馬サイト「競馬道OnLine」で連載された
      人気コラムが待望の書籍化です!
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 本書は、競馬サイト「競馬道OnLine」で連載されたコラムをまとめたもの。
競馬関係者の実状が細かく書かれ、特に馬産地での会話など本音がズバッと書
かれています。競馬ライターとして本音を書いてくれるライターだけに、著者
の著書はこれまで全て読んできていますが、馬産地である北海道静内町の住民
としても、知っている店や人が数多く登場し、馬産地の雰囲気もうまくコラム
としての文章にまとめているのは非常に高く評価できます。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】パソコン
【著書名】 パソコン部品のしくみとトラブル解決
【著者名】 佐々木康之
【出版社】 技術評論社
【初 刊】 2004年2月1日
【金 額】 1080円+税
【カバー文】アップグレード、動作速度の向上、操作環境の改善、安全・快適・
      便利にパワーアップ…。思わぬ不調、怪しい動作に慌てず騒がず
      対処するためのトラブル解決法を紹介する。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
 タイトルでも分かるように、パソコンのトラブルの解決についてが紹介され
ている内容です。CPUの交換について知りたかったので、図書館から借りま
したが、初心者向けに分かりやすい内容ではありました。また、写真やイラス
ト入りで読みやすく、トラブルの際には役立つ1冊といえます。ただ、1/3
ぐらいはカラーだったのですが、どうせならば全ページカラーにして、更に読
みやすくした方がいいようには思いました。

【ま行】

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】短編ミステリー
【著書名】 MONEY
【著者名】 清水義範
【出版社】 徳間書店
【初 刊】 2004年2月29日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】やっぱりお金が欲しい! 「東隆文の窃盗 8,600,000」「的場大
      悟の無限連鎖講 6,700」など、お金にまつわる8つのミステリー
      を収録する。『問題小説』掲載を単行本化。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
 本書は、「おれおれ詐欺」「援助交際」「闇金融」「ねずみ講」など、現代
のお金にまつわるミステリーが8つ収録された短編集。「ねずみ講」のゲーム
を考え出した小学生、会社倒産寸前で借金を合法的に踏み倒すことにした社長、
会社の裏金を盗み出したサラリーマン、名簿を手にして「おれおれ詐欺」を始
めた若者……など、どこにでもいそうな人間がふとしたはずみで手を染めるお
金の闇を面白く描いています。

【や行】

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】ビジネス
【著書名】 ヤフオクで儲ける100のルール
【著者名】 桜井もえ/根元亮太
【出版社】 技術評論社
【初 刊】 2004年3月25日
【金 額】 1280円+税
【カバー文】ヤフオクって儲かるの? 副業で本業で年収1000万円も夢じ
      ゃない! パソコン1台ででき、資金も店舗も不要の最強のノー
      リスクビジネス、ヤフーオークションで儲けるノウハウ満載。確
      実に高値で売れる出品テクも解説。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
 本書は、ヤフーオークション活用術といえる内容で、出品や落札のコツ、ル
ールや基本的なことも書かれ、これからオークションに出品したい人にはお勧
めといえる内容だとは思います。ただ、オークションユーザーとしては、当た
り前すぎることばかり書かれていて、物足りなさは感じました。

【ら行】

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】ハードボイルド
【著書名】 烈火の月
【著者名】 野沢 尚
【出版社】 小学館
【初 刊】 2004年1月12日
【金 額】 1700円+税
【カバー文】死んだら楽になれるなんて思うなよ! 我妻諒介、42歳。機動
      隊を経て千葉県愛高署刑事。現在バツイチ、娘一人。憎悪と殺意
      で沸騰する街が生んだ破天荒な刑事・我妻の決死の闘いが始まる
      …。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 千葉県湾岸の愛高市では、アクアライン開通以降、少年のホームレス襲撃事
件、通り魔殺人事件、麻薬密輸事件などの犯罪が多発するようになった。これ
らの犯罪に立ち向かうのは、元妻との間に自閉症の娘をもつ、血の気の多い刑
事・我妻諒介。我妻はある麻薬取引現場のおとり捜査で、厚生労働省麻薬取締
部の烏丸瑛子と知り合うが、警察内外の事件関係者が次々と不審死を遂げる本
捜査線上に、関西弁の男が浮かんできたが、瑛子はその一味に監禁され、ヘロ
イン中毒に。彼女の再生を助け、犯人を抹殺しようと単独で挑む我妻は、激し
い撃ち合いの末、事件を解決へと向かわせ、同時に、警察の汚職事件を公に暴
露していく……。
 野沢尚にしては珍しいハードボイルド作品でしたが、テンポが良くドラマを
見ているような作品でもありました。どことなく「新宿鮫」のような展開でも
ありましたが、組織の中の正義とは何かをうまく物語とした作品です。

【わ行】

 

給料前でお金がない・・ 低金利でお得なローン探し 過払い金の回収ならこちら
[PR] | 自動車保険監視カメラ消費者金融スピリチュアル八王子調布三郷久喜中国SEO対策消費者金融車 買取テンプレート沖縄旅行免許合宿二輪引越しプレゼントゴルフ会員権留学レーシックマッサージFXアフィリエイトFXホームページ制作デイトレードハワイ旅行タイバンコクハワイ レンタカーベスト ハワイ ホテル レーツバリ島Hawaii hotelsHawaii Activitiesbhhrハワイホテルテキスト広告
【運営会社「パラダイムシフト」サービス】 ハワイ現地オプショナルツアーリラックマ) - ビジネスクラス航空券 - 格安航空券(1) - 格安航空券(2) - 海外ホテル - 韓国旅行 - タイムシェア - ホテル 予約
無料ホームページ - 携帯ホームページ - 無料ホームページ作成 - レンタルサーバー - ブログ - ヴィラ - ハワイ コンドミニアム - バリ島 ホテル - プーケット ホテル - レピュテーション・マネジメント・ツール - ハワイ ブログ - Timesell - 国際通話 - ホノルルマラソン - サイト監視 - 風評被害 - ホテル比較 - Delta - ホテル予約