書評データベース(2007年度8月分)
■2007年8月に掲示板にて紹介された本■
片眼の猿 道尾秀介 新潮社
果断 隠蔽操作2 今野 敏 新潮社
株式会社という病 平川克美 NTT出版
警官倶楽部 大倉崇裕 祥伝社
悲しき人形つかい 梶尾真治 光文社
救済の彼岸 朝倉祐弥 集英社
俺が俺に殺されて 蒼井上鷹 祥伝社
蒼の悔恨 堂場瞬一 PHP研究所
秋の森の奇跡 林真理子 小学館
あぶないニッポンで安全に暮らすためのヒント100
魚柄仁之助 日貿出版社
いのちに抱かれて 鳴海 章 徳間書店
砲台島 三咲光郎 早川書房
フィッシュストーリー 伊坂幸太郎 新潮社
人の痛みを感じる国家 柳田邦男 新潮社
報道できなかった自衛隊イラク従軍記 金子貴一 学習研究所
ふたつめの月 近藤史恵 文藝春秋
編集者という病い 見城 徹 太田出版
一人二役 河本準一 ワニブックス
目的別Google活用テクニック 水野貴明 翔泳社
ミハスの落日 貫井徳郎 新潮社
夜想 貫井徳郎 文藝春秋
一分間だけ 原田マハ 宝島社
永遠のとなり 白石一文 文藝春秋
赤ひげの末裔たち 伊野上裕伸 文藝春秋
生きる 北野 武 ロッキングオン
依存症がよくわかる本 榎本 稔 主婦の友社
サーベイ北海道 ほっかいどう観光サーベイ委員会監修 昭文社
【あ行】
<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】ミステリ
【著書名】 俺が俺に殺されて
【著者名】 蒼井上鷹
【出版社】 祥伝社(NON NOVEL)
【初 刊】 2007年6月10日
【金 額】 857円+税
【カバー文】俺は絞殺された。世界一嫌いな男・別所に。だが俺の魂は昇天せ
ず別所の体に飛び込んでしまう! その頃起きた別の殺人で、別
所に容疑がかかる。窮地を脱するため、俺は俺を殺した犯人のア
リバイを俺自身で調べるはめに…。
【満足度】 ★★
End------------------------------------------------
俺は絞殺された。よりによって世界で一番嫌いな男、バイト先のバーのマス
ター・別所にだ。だが、なぜか俺の魂は昇天せず、よりによって別所の体に飛
び込んでしまった。俺は自分を殺した罪で捕まってしまう!? そんな不条理な!
俺の死体を呆然と見つめる俺。しかしその頃、俺を追い込むもう一つの殺人
が起きていた。その容疑者が別所なのだ。別所のアリバイを証明すれば俺は殺
人で捕まってしまうし、結局真犯人を見つける以外には窮地を脱する道はない。
果たして俺は俺を救えるのか?
短編としての作品は読み慣れていたものの、長編の本書を読んで思い切り期
待ハズレでした。設定は中々凝っていて、読みながら頭を使わせてもらいまし
たが、展開の起伏が少なく、これまでの短編小説の良さでもあるキレが殆ど感
じられません。トリックも極端過ぎて、読み手によって評価はかなり分かれる
とも思います。
<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】サスペンス
【著書名】 蒼の悔恨
【著者名】 堂場瞬一
【出版社】 PHP研究所
【初 刊】 2007年6月8日
【金 額】 1800円+税
【カバー文】過去が過去になるのはいつからだろう−。雨の横浜、連続殺人犯
(シリアル・キラー)を追って、神奈川県警捜査一課、真崎薫の
孤独な戦いが始まる!
【満足度】 ★★
End------------------------------------------------
連続殺人犯・青井猛郎を追い詰めた真崎だったが、コンビを組んだ赤澤奈津
をかばった一瞬の隙をつかれ深手を負い青井の逃走を許してしまう。手がかり
のないまま一カ月が経ち、退院した真崎は、捜査に復帰を願うも、担当からは
はずされており、休暇を命じられる。ならばと、独自に捜査を開始した真崎だ
ったが……。
物語は、連続殺人犯を追う神奈川県警の真崎と赤澤の戦いの物語でもあり、
その真崎、赤澤、青井のそれぞれの過去が明らかになるにつれ、複雑に絡み合
った事件の真相も明らかになっていきます。ただ主人公のキャラがテーマの割
には軽く、展開も深みが感じられず、アッサリとしすぎていたのは欠点といえ
るでしょう。犯人の青井の背景も曖昧なままで終わってしまい、読みやすかっ
たものの、欠点が多く目に付いた作品でした。
<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】小説
【著書名】 秋の森の奇跡
【著者名】 林真理子
【出版社】 小学館
【初 刊】 2007年5月20日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】42歳の裕子は、母親の介護問題、夫の浮気への疑念から逃れる
ように、妻子ある男と関係を持つ。不倫ではなく、浮気やよくあ
る情事でもない。そんな魂が触れ合うような奇跡の恋は生まれる
のだろうか…。
【満足度】 ★☆
End------------------------------------------------
仕事にも家庭にも恵まれ、何不自由ない生活をしてきた主人公裕子に突如降
りかかってきた不幸、それは母親が認知症を患ってしまったこと。それから一
気に噴出する不安と不信。介護を巡る兄弟の諍い、夫の浮気への疑念、若い部
下との確執…。年齢を重ねるうちにだれしもが避けて通れないシビアな現実の
数々。そこから逃れるように、裕子は妻子ある男と関係を持つ。不倫でもなく、
浮気やよくある情事でもない、そんな魂が触れ合うような恋愛は存在しうるの
か。大人の女性にとってセックスの絡まない恋愛は成立しうるのか……。
久しぶりに林真理子の作品を読みましたが、テーマとして痴呆症の介護問題
と不倫という重いテーマではあるものの、展開があまりにもアッサリと軽すぎ
て、正直読んでいて不快に感じるところもありました。主人公が情事を重ねて
いくと並行して自らの母親の痴呆が進んでいきますが、介護の現実から目を逸
らして不倫を重ねる主人公を、魂が触れ合うような恋愛と表現されるのは納得
いかないです。
<本紹介>
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【ジャンル】エッセイ
【著書名】 あぶないニッポンで安全に暮らすためのヒント100
【著者名】 魚柄仁之助
【出版社】 日貿出版社
【初 刊】 2007年3月23日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】食生活、日々の暮らし、お金、規則やマナー…。安全大国と呼ば
れてきた日本の様子が、なんだかおかしい。命はひとつ、人生は
一回。だから生き抜く作法を知れ! 魚柄流「殺されないため」
の100話を収録。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
食生活、日々の暮らし、お金、バーチャル時代の悪夢、規則やマナー。安全
大国と呼ばれてきた日本の様子が、なんだかおかしい。翻弄されるあなたへ贈
る、書き下ろし魚柄流ショートショートエッセイ百話。
本書は、現代社会にありそうなさまざまなリスクを回避して楽しく生きるヒ
ントを、生活研究家の著者が軽妙な語り口でつづった安全対策100話を収録。
「文明の進歩は犯罪の進歩」と書かれていましたが、正に危機感を持つ時代な
んだとも感じました。
<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】小説
【著書名】 いのちに抱かれて
【著者名】 鳴海 章
【出版社】 徳間書店
【初 刊】 2007年2月28日
【金 額】 1800円+税
【カバー文】廃業寸前の家業を継いで一から畜産農業を学び始めた楓子は、忘
れかけていた土の香りや生き物のぬくもりに触れ、次第に生気が
よみがえってくる。一方、老舗の厩舎に預けられたばんえい馬の
ダイチは馬主がつくかどうか微妙で…。
【満足度】 ★★★★☆
End------------------------------------------------
北海道・帯広の馬産農家に生まれた夏見楓子は、都会でのOL生活に憧れて
上京。以来十年余り。達成感のない仕事と不倫の恋に疲れて、自分を見失いそ
うになっていた。ばんえい馬のダイチは、夏見牧場ゆかりの血統で、伝説的名
馬リキムゲンの孫。しかし身体が小さく競走馬になれるかどうか危ぶまれてい
た。だめなら食肉用として処分される運命が。廃業寸前の家業を継いで一から
畜産農業を学び始めた楓子は、忘れかけていた土の香りや生き物のぬくもりに
触れ、次第に生気がよみがえってくる。父が心血を注いだ強いばんえい馬づく
りの復活に向けて一歩ずつ前進を始めていた。一方、老舗の厩舎に預けられた
ダイチは素質の片鱗を見せるものの、馬主がつくかどうかは微妙な状況だった
……。
物語は、都会から父の死と牧場の困窮した状況から、一から畜産を学び始め
る主人公と、ばんえい馬ダイチを描いた作品。映画「雪に願うこと」の原作
『輓馬』の著者でもあり、ばんえい競馬存続に向けて積極的な活動をしている
著者なだけに、ばんえい競馬の迫力を見事に文章で表現しています。北海道新
聞連載時から読んでいましたが、馬に買い手がつかず、赤字経営で後継者もい
ないため、馬生産をやめていく生産者についてや、競走馬専業だけでは経営を
維持できず、酪農など収入の柱になる品目を別にもたなければ、食べていくこ
とさえ難しい現実も描かれています。単なる競走馬を題材とした小説ではなく、
現実の生産者の問題、そしてばんえい競馬の実情も合わせて、その姿が読み手
にもしっかりと伝わってきます。この作品もできるなら映画化してほしいくら
いです。
<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 一分間だけ
【著者名】 原田マハ
【出版社】 宝島社
【初 刊】 2007年4月23日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】ファッション誌編集者の藍は仕事が生き甲斐。しかし愛犬リラと
の出会いから彼女の人生は変わっていく。がん告知を受けたリラ
との闘病生活。愛犬との出会いと別れを通じて「本当に大切なも
の」に気づくまでを描く。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
ファッション誌『JoJo』で働く藍は、あるきっかけでゴールデンリトリ
ーバーのリラを飼うことにした。恋人で同居人のコピーライター・浩介ととも
に育て始めたが、都心から郊外へ引っ越した途端、藍の生活は一変。いい仕事
をすることが生き甲斐の藍は、仕事に忙殺されていくうちに、何を愛し、何に
愛されているかを次第に見失っていく…。浩介が去り、残されたリラとの生活
にも苦痛を感じ始めたころ、藍はリラが癌であると告知を受け、リラと闘病生
活をはじめることに……。
物語は、愛犬との出会いと別れを通じて「本当に大切なもの」に気づくまで
を描いたもの。主人公の仕事と恋愛の葛藤、そして愛犬との闘病生活から、命
の尊さや温かさが伝わり、特に動物好きの人には読んでほしい作品です。
<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 永遠のとなり
【著者名】 白石一文
【出版社】 文藝春秋
【初 刊】 2007年5月30日
【金 額】 1333円+税
【カバー文】会社を辞め妻子とも別れ、何もかも壊して故郷に戻った精一郎。
9年前にがんを発症し、結婚と離婚をくりかえす敦。小学校以来
の親友であるふたりの男は、このやるせない人生を受け入れられ
るのか−。書き下ろし長編。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
精一郎は、損保会社に勤めていたが、部下の自殺が引き金となって、うつ病
にかかり、退社して故郷の福岡市に帰ってきた。そして幼なじみの友人・敦も、
経営コンサルタントとして活躍していたが、肺ガンとなり、福岡へと戻る。5
0歳を前に挫折して、2人は人生のやり直しを思う……。
物語は、50歳を前にして、肉体的、精神的、そして経済的な不安を抱える
男達の姿を通し、自分の人生を受け入れて生きていかざるを得ない人間の切な
さ、やるせなさが描かれた作品です。
<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 赤ひげの末裔たち
【著者名】 伊野上裕伸
【出版社】 文藝春秋
【初 刊】 2007年4月10日
【金 額】 1667円+税
【カバー文】裏口入学、不正請求、色恋沙汰、診療ミス…。医者も所詮は1人
の弱い人間に過ぎない! 東京・北区を舞台に、あまりに生臭い
医者たちの生態を赤裸々に描き出す。「むち打ち症」「摂食障害」
など4編を収録。
【満足度】 ★★★★☆
End------------------------------------------------
地域の基幹病院「岡倉総合病院」の副院長・岡倉省吾の悩みは、出来の悪い
跡取り息子・省平の医学部受験問題だ。理事長の父・大吾の勧めで某私立医大
への裏口入学を画策するが……。
物語は、東京・北区を舞台に4つの病院の医者達の生臭い生態を容赦なく描
き出した連作集で、医者も所詮は弱い人間に過ぎないと実感させてくれる迫真
の一冊です。病院経営を巡る環境、現行保険制度の間隙、組織内部の独特の相
克など、それぞれにブラックジョークを交えた悲喜が描かれ、非常に面白くか
つ人間の欲が上手く表現されています。
<本紹介>
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【ジャンル】エッセイ
【著書名】 生きる
【著者名】 北野 武
【出版社】 ロッキングオン
【初 刊】 2007年5月31日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】たけし流「教育論」、「ギャンブル」に問われる品性、「着ぐる
み」を着続ける理由、そして真の「才能者」に問われるもの−。
ついに還暦を迎えた北野武が独白する、究極の人生指南。自叙伝
シリーズ、第6弾!
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
本書は、ロッキング・オンから出版されている「自叙伝シリーズ」の第6弾。
病の恐怖、絵について、ギャンブル、お笑い、教育、才能など、自らの経験を
もとにして書かれていますが、真面目な北野武の姿を読むことができる一冊で
す。
<本紹介>
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【ジャンル】家庭医学
【著書名】 依存症がよくわかる本
【著者名】 榎本 稔
【出版社】 主婦の友社
【初 刊】 2007年3月31日
【金 額】 1300円+税
【カバー文】アルコール依存症、薬物依存症、摂食障害、ギャンブル依存症、
買い物依存症、リストカット、ワーカホリック…。人はなぜ「依
存」するのか? 40年間依存症と向き合ってきた著者が、その
病理を解き明かす。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
本書は、30年にわたって依存症患者を専門にみてきた著者が、依存症の背
景にひそむ病理と、家族としてどう接したらよいかをわかりやすく解説したも
ので、巻末には依存症の自助グループなどの一覧も付いています。自助グルー
プで学ぶことが大切さ、時には突き放す対処なども詳しく書かれています。
【か行】
<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】ミステリ
【著書名】 片眼の猿
【著者名】 道尾秀介
【出版社】 新潮社
【初 刊】 2007年2月25日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。
今はある産業スパイについての仕事をしているが、気付けば俺は、
とんでもない現場を目撃してしまっていた…。サプライズマジシ
ャンの大技・小技が冴えわたる!
【満足度】 ★★☆
End------------------------------------------------
三梨は、遠くの会話を聞き取ることができる特技がある私立探偵。今はある
産業スパイ容疑を調査する仕事をしているが、調査の過程で会社員たちの会話
を小耳に挟んだ。何でも超人的な視力をもった女性がいるらしい。目当ての女
性を見つけ探偵事務所のスタッフにならないかと持ちかけるとあっさり承諾。
そして二人が組めば楽勝と思われた仕事のはずが、いつのまにか殺人事件に巻
き込まれる……。
設定としては非常に面白い設定とは思うものの、それが凝りすぎていて逆に
面白さが半減しているような印象を受けました。読ませる作品ではあるものの、
読後もどうもスッキリしない感じが残る作品です。
<本紹介>
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【ジャンル】警察小説
【著書名】 果断 隠蔽操作2
【著者名】 今野 敏
【出版社】 新潮社
【初 刊】 2007年4月25日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】警察庁から大森警察署署長に左遷されたキャリアの竜崎伸也。そ
の管内で強盗犯の立てこもり事件が発生。混乱する現場で対立す
る捜査一課特殊班とSAT。現場で指揮する竜崎の決断は−。
「隠蔽捜査」シリーズ第2作。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
大森警察署長の竜崎は、家族の不祥事で警察庁の中枢課長から左遷されたキ
ャリア。その管内で金融強盗犯の立てこもり事件が発生。捜査1課特殊班・S
ITの犯人説得失敗を受け、SATが突入。犯人を射殺し、人質を救出するの
だが、銃弾が充填されていたはずの犯人の短銃に弾が入っていなかったことか
ら、現場で指揮を執っていた大森警察署長の竜崎伸也が責任を追及される……。
愛知県久手町の立てこもり事件をつい思いましたが、本書は主人公の竜崎の
一途な思いも前作同様で、一気に読まされる展開でした。周囲から変人と見ら
れながら、組織の上下関係や悪習を跳ね除ける竜崎の生き方は痛快です。
<本紹介>
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【ジャンル】ビジネス
【著書名】 株式会社という病
【著者名】 平川克美
【出版社】 NTT出版
【初 刊】 2007年6月27日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】不祥事が続く株式会社。それを、倫理観の乏しい経営者が引き起
こしたと片付けることは簡単である。しかし、それらは起こるべ
くして起こったのである。社会に渦巻く欲望と幻想。不条理なも
のに、我々は如何にして立ち向かうか。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
正に不祥事が相次ぐ株式会社ですが、タイトルにもあるように“株式会社と
いう病”は如何にして起きたのかを有名企業の不祥事例も挙げて、単に表面的
な原因追求ではなく、本質部分に迫る内容となっています。建前上は、コンプ
ライアンスなどと言ってはいるものの、実際は粉飾あり、放漫経営あり、と問
題の多い株式会社は多く、その問題が起きる要因でもあろう欲望についてや、
共同体としての企業のあり方、企業価値と株主価値との違いなども含めてビジ
ネスの原点を見つめ直す原理論が書かれ、これは読んで勉強にもなりましたし、
株式会社とは何を問うビジネス書ともいえます。
<本紹介>
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【ジャンル】ミステリ
【著書名】 警官倶楽部
【著者名】 大倉崇裕
【出版社】 祥伝社(NON NOVEL)
【初 刊】 2007年2月20日
【金 額】 857円+税
【カバー文】ふたりの制服警官が悪徳宗教団体の裏金運搬車を襲撃! しかし
彼らは本物の警官ではなかった。鑑識、盗聴、銃撃など、本職顔
負けの技を持つ警察愛好家サークルの一員だった。事態は混迷を
深め、騒動は思惑を超えて拡大する…!
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
物語は、警察マニアな連中が追い詰められた状況から現金強奪を行い、誘拐
という違う犯罪で奪い取られ、様々な展開が待ち受けるクライムノベル。小気
味良いテンポで、次々に新たな展開となり、明るいマニアな連中が魅力ある登
場人物でもあります。ただし、折角の題材や展開が活かしきれていないと思え
るところも多く、多少欠点も目に付きましたが、中々痛快な作品でした。
<本紹介>
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【ジャンル】SF
【著書名】 悲しき人形つかい
【著者名】 梶尾真治
【出版社】 光文社
【初 刊】 2007年2月25日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】ホーキング博士に、自分の足で歩いてもらいたい! 無名の天才
発明家・機敷埜風天は、脳波を直接受信して動作をサポートする
介護支援機器「BF」を開発するが…? 想像力がエスカレート
していく痛快スラプスティック長編。
【満足度】 ★★★★★(文句なし!)
End------------------------------------------------
中岡祐介は無名の天才発明家・機敷埜風天と、家賃が安いことを理由に横嶋
町の一軒家に引っ越してきた。風天は発明のため隠遁にちかい生活を送ってい
たのだが、近所から苦情が出てアパートを移らざるを得なくなったのだ。祐介
は世間とコミュニケーションがまともに取れない風天のマネージャーのような
ものである。風天の発明とは、ボディ・フレーム(BF)。脳波による指令を
検知して、手足に障害がある場合でも自分の意志で動かすことができるように
なる、画期的な医療用補助器具だ。いつか、BFを使ってホーキング博士に歩
いてもらいたい! それが風天の夢なのだ。横嶋町は北村組と藤野会という二
つの暴力団がシノギを削っている無法地帯で、一般市民はどんどんいなくなっ
ている。家賃が安いのも、そういう理由だった。北村組に所属している、風天
たちの高校の同級生・ヒロと偶然会ったことから、彼らも組同士の争いに巻き
込まれてしまう。時悪しく心臓麻痺で突然死してしまった北村組の組長を、B
Fを使って操縦させられるハメに……。
物語は、マッド・サイエンティスト物のSFコメディ。BF同士のバトルも
ロボットアニメを見ているような感覚でしたし、暴力団の抗争も笑える展開で、
その笑いが段々と盛り上がって、ラストも緊張感のある結末で、ブラックジョ
ークが随所に効いています。とにかく楽しく読める物語ですから、笑いが欲し
い人にもお勧めです。
<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 救済の彼岸
【著者名】 朝倉祐弥
【出版社】 集英社
【初 刊】 2007年3月10日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】女は耳慣れない語を口にした。「アダウチです」 アダウチ?
身に覚えのない「仇討ち」の標的となった孤独な男。「異議申し
立て」の最終期日は、明日−。文芸誌や2ちゃんねるで物議をか
もした長編小説。
【満足度】 ★☆
End------------------------------------------------
物語は、存在すら知らなかった父親の犯した罪から突如、仇討ちの審判に巻
きこまれる主人公を描いた作品。ただし、仇討ちの代理人の真意がサッパリ読
み取れず、テーマがどこにあるかもよくわかりませんでした。神話と現実が入
り混じった世界が描かれており、終わりのない物語は何とも微妙な感じを受け
ました。
【さ行】
<本紹介>
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【ジャンル】旅行ガイド
【著書名】 サーベイ北海道
【著者名】 ほっかいどう観光サーベイ委員会監修
【出版社】 昭文社
【初 刊】 2007年5月
【金 額】 1524円+税
【カバー文】クチコミをもとに、北海道の「本当にいい店・いい宿」を152
0件収録。エリアごとに分け、施設・店舗を「見る遊ぶ」「食べ
る」「買う」「泊まる」の4つのジャンルで紹介。データ:20
06年12月〜2007年1月現在。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
サブタイトルに「まるごとクチコミの1520件」ともありますが、道内を
21エリアにわけ、それぞれの地域を「泊まる」「食べる」「買う」「見る・
遊ぶ」ジャンルごとに施設を紹介しています。クチコミから生まれたガイドブ
ックなだけに、ありきたりな旅行ガイドブックではなく、穴場的なお店の紹介
も結構多いため、利用価値のあるガイドブックといえるでしょう。個人的には、
もう少し地方の情報を細かく載せてほしかったとは思いますが、旅行にも役立
つ一冊だと思います。
【た行】
【な行】
【は行】
<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】ミステリ
【著書名】 砲台島
【著者名】 三咲光郎
【出版社】 早川書房
【初 刊】 2007年4月25日
【金 額】 2000円+税
【カバー文】昭和20年、爆弾が降り注いだ和歌山。戦争が激化する中、18
歳の警官、瀬名弘之は大事件に遭遇した。砲台島の砲兵3名が謎
の焼死を遂げたのだ−。戦火の中、生と死をみつめた少年の哀し
みのミステリ。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
昭和20年、爆弾が降り注ぐ和歌山で、18歳の警官・瀬名弘之は、砲兵3
名の焼死事件を追い、弘之は、捜査に訪れた死神のような憲兵・渡里純一と行
動を共にする。しかし、謎めいた渡里の言動と次々起こる事件のため、事態は
混乱に陥る。ようやく事件の核心に近づくが、弘之に召集令状が……。
主人公の弘之は、仲の良かった従兄弟の俊夫が特攻で死んでいったため、早
く軍に入って国のために死にたいと願っていたが、殺人事件の捜査に加わり、
殺人事件の謎をを解決したいという意識の変化はが細かく描かれています。ミ
ステリとしての弱さも感じましたが、戦火中の状況を背景として、読ませるミ
ステリではありました。
<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】小説集
【著書名】 フィッシュストーリー
【著者名】 伊坂幸太郎
【出版社】 新潮社
【初 刊】 2007年1月30日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】あの作品に登場した脇役達の日常は? 人気の高い「あの人」が、
今度は主役に! デビュー第1短編から最新書き下ろし(150
枚!)まで、小気味よい会話と伏線の妙が冴える伊坂ワールドの
饗宴。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
本書は4つの作品が収録された小説集ですが、これまでの著者の作品の脇役
達にスポットを当てたスピンオフ的な短編集になっています。脇役を主人公と
しているだけに、これまでの作品を読んできた人には楽しめるものの、作品自
体はこれまでの伊坂作品と比べると印象が薄く、物足りなさも感じましたし、
伊坂作品はやはり長編として読みたいです。
<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】時事評論
【著書名】 人の痛みを感じる国家
【著者名】 柳田邦男
【出版社】 新潮社
【初 刊】 2007年4月20日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】ネット上での他者の中傷、ゲームや映像に汚染される子どもたち、
他人の痛みに鈍感な行政官や企業人…。日本人の精神は、どこま
で壊れてしまうのか。今こそ見直すべき心の情景を説く警世の日
本論。『新潮45』連載を単行本化。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
匿名を盾に欲望を無制限に充足し、他者を中傷する人々。麻薬のごときゲー
ムや映像に汚染される子どもたち。「美しい国」とお題目だけ唱え人の痛みを
理解しない政治家や役人……日本人の精神はこのまま腐蝕してしまうのか。ケ
ータイ・ネットによる人格の埋没や脳の劣化を防ぐために、見直すべき「心の
情景」を説く警世の提言。
本書は、著者が日本人の精神崩壊について書いてコラムをまとめたものです
が、非常に共感できる部分があったものの、やや感情論に走りすぎている印象
も受けました。ただ、著者も指摘しているように、議論を更に深めることは大
事だとも思いますし、正統派のコラムは考えさせられるところも多いだけに、
自分にとってもいい勉強になります。
<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】レポート
【著書名】 報道できなかった自衛隊イラク従軍記
【著者名】 金子貴一
【出版社】 学習研究所
【初 刊】 2007年3月20日
【金 額】 1800円+税
【カバー文】米軍がアラブ文化を踏みにじりながら占領する彼の地で、陸上自
衛隊イラク派遣部隊はいったい何をなし得たのか。通訳として部
隊と行動を共にしたジャーナリストがこれまで報道されなかった
復興支援の現実を克明にレポートする!
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
2006年7月、イラクに派遣された陸上自衛隊の最後の部隊が帰国。一人
の犠牲者も出さずに自衛隊は任務を終え、2007年1月9日、「防衛庁」は
「防衛省」に昇格した。その背景にはアメリカ、そして日本政府の思惑が錯綜
するなかで、異文化とのギャップに苦しみ、七転八倒した、現場の自衛隊員た
ちの苦労があった。専属の通訳としてイラク・サマワへ同行したジャーナリス
トが、これまで報道されなかった復興支援の現実を克明にレポートする。
敗戦の爪痕も生々しいイラクの復興のために派遣された自衛隊が、アラブと
いう異世界の中で強いられた悪戦苦闘を、専属通訳として同行した著者が、現
地滞在中の調査記録と未発表の写真によって、報道されなかったリアルな事実
をレポートし、復興支援の現実を明らかにしています。
<本紹介>
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【ジャンル】連作ミステリ
【著書名】 ふたつめの月
【著者名】 近藤史恵
【出版社】 文藝春秋
【初 刊】 2007年5月30日
【金 額】 1571円+税
【カバー文】せっかく正社員になって頑張っていた会社をリストラされた久里
子は、実は自主退職扱いになっていたことを知る。その悲しい真
相とは? フリーター久里子が出会った日常の事件を描く、老人
と犬と女の子をめぐるミステリー。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
フリーターの久里子は、憧れの職場で一生懸命働くも、正社員になったとた
んに解雇。大喜びしてくれた両親に打ち明けられず、出勤のふりをしては夕方
まで時間をつぶす日々を送るが、そこで偶然出会った元同僚から意外な事実を
告げられる……。
物語は、3つの作品からなる連作ミステリで、日常を取り巻く危うさが描か
れる作品集で、仕事についての悩みだけでなく、恋愛や謎を解く相談相手の赤
坂老人との交流など、爽快感のある青春ミステリです。
<本紹介>
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【ジャンル】出版編集
【著書名】 編集者という病い
【著者名】 見城 徹
【出版社】 太田出版
【初 刊】 2007年3月7日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】顰蹙は金を出してでも買え! 驚異的成長を続け、沈滞する文芸
出版界に衝撃を与え続けている幻冬舎。その総帥である著者が、
半生の生き方と仕事を振り返り、七転八倒と感動と苦悩の日々を
惜しみなく書き綴った人生の書。
【満足度】 ★★☆
End------------------------------------------------
本書は、著者である幻冬舎社長・見城徹氏の雑誌などのインタビューや記事
をもとに編集された自伝的作品。特に冒頭から書かれる尾崎豊との関係は非常
に興味深かったですし、どのようなやり取りがあって尾崎が文学を書いたのか
を知ることができましたが、一冊の本として考えると、同じ話題が繰り返され
ており、どうしても記事の寄せ集めの部分が大きく、これは大きな欠点だった
とも思います。自分の本は書かないと言っていた著者が、自分の出版社ではな
く太田出版から出していますが、著者の熱さ、編集にかける思いはヒシヒシと
感じるものの、書籍自体の編集は正直酷かったと思います。
<本紹介>
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【ジャンル】エッセイ
【著書名】 一人二役
【著者名】 河本準一
【出版社】 ワニブックス
【初 刊】 2007年5月21日
【金 額】 1300円+税
【カバー文】お笑いコンビ・次長課長の河本が、普段テレビでは話さないネタ
の裏側を綴る。両親の離婚、虐待と絶望、笑いと赦し。パンチパ
ーマの風貌まで男そのものの、オヤジのようなオカンとの人生を、
感謝の思いとともに振り返る。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
本書は、お笑いコンビ・次長課長の河本準一の自伝エッセイで、夫と離婚し
女手一つで河本を育て上げた母親とのエピソードが満載です。笑いあり涙あり
のエッセイ本ですが、両親の離婚、義父の暴力、中学時代のいじめ、次長課長
の相方・井上との出会いなど、複雑な家庭環境の中でも、母親との深い絆が感
じられました。ラストに書かれる家族旅行のエピソードは感動です。
【ま行】
<本紹介>
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【ジャンル】インターネット
【著書名】 目的別Google活用テクニック
【著者名】 水野貴明
【出版社】 翔泳社
【初 刊】 2007年1月29日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】メール、地図情報、表計算、画像編集、携帯、デスクトップ管理
など、Googleには無料で提供されている便利なサービス&
ツールがいっぱい! その利用方法と活用方法をやさしく、目的
別に解説します。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
本書は、Googleの検索エンジンの他にも、多くのサービスについてを
解説したもので、サービス全般を目的別に利用できる構成になっています。目
的にあったGoogleのサービスの使い方がすぐわかる1冊です。ツールに
ついて少々調べることがあってので読みましたが、画像入りで非常に分かりや
すく紹介されており、Googleサービスを使いこなしたいという人にもお
勧めできる中身です。
<本紹介>
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【ジャンル】ミステリ小説集
【著書名】 ミハスの落日
【著者名】 貫井徳郎
【出版社】 新潮社
【初 刊】 2007年2月20日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】一面識もない財界実力者からの呼び出しは、30年の時を超え、
信じ難い密室殺人の真相を浮かび上がらせた…。表題作他、「ス
トックホルムの埋み火」「サンフランシスコの深い闇」など、世
界を舞台に描いた全5編を収録。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
突然の呼び出しは、面識のない相手からだった。名前だけなら誰でも知って
いる会社の創業者で財界の実力者。不可解な思いを抱きつつ訪問すると、年老
いた紳士は、ある事件について語り始めた。私の母が関わっていたとされる、
30年以上も昔の、信じがたい密室殺人の真相を……。
物語は、5つの異国を舞台にした短編小説集。異国の地での男女の心の交流
やすれ違いをミステリとして描いており、それぞれの作品共に凝ったラストと
なっています。もう少し細かな背景の描写であればと思う箇所も幾つかありま
したが、短編集としてはそれぞれの作品で新鮮さがありました。
【や行】
<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 夜想
【著者名】 貫井徳郎
【出版社】 文藝春秋
【初 刊】 2007年5月30日
【金 額】 1667円+税
【カバー文】夜の闇の中で蒼ざめてふるえている魂たちへ−。事故で妻と娘を
なくした雪籘の運命は、ある美少女と出会ってから大きく動き始
める。新興宗教をテーマに魂の絶望と救いを描いた雄渾の傑作長
篇。『別册文藝春秋』連載を単行本化。
【満足度】 ★★★★☆
End------------------------------------------------
32歳のカーディーラー・雪籐直義は、事故で妻子を失って以来、生きる意
味を見い出せずにいた。その雪藤と駅前で通りすがり、雪籐の心を見透かして
涙を流した女子大生、天美遙と出会うことで、運命は大きく動き出した。遙は
物に残った思いを読み取る超能力を持ち、やがて遙の能力がメディアに紹介さ
れ、悩みを持つ主婦やOLたちが集まり、「集団」を作るように。集団をきち
んと組織化すべきだという男、遙に偏執的な思いを寄せる男もやってきて、集
団が膨れ上がり、ついに最も危険な人物が乱入する……。
物語は、宗教をテーマに、最愛の家族を失った雪籐と、超能力のために孤独
に生きていた遙、そして社会の様相と救いについてを問う作品。人間の絶望と
狂気が描かれ、その救済についてをうまく表現した作品と思います。宗教がテ
ーマではありますが、宗教色が強いということでもなく、魂の絶望と救いを作
品としてまとめ上げています。展開な多少強引さも感じましたが、読みごたえ
を感じた作品でもあります。
【ら行】
【わ行】
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