書評データベース(2008年度5月分)

 

■2008年5月に紹介した本■

 ビールボーイズ            竹内 真     東京創元社
 本日、東京ロマンチカ         中野 翠     毎日新聞社
 バカにならない読書術    養老孟司/池田清彦/吉岡忍 朝日新書
 バスで旅する北海道                   MGブックス
 普通の家族がいちばん怖い 徹底調査!破滅する日本の食卓
                    岩村暢子     新潮社
 中国食材調査             陳 惠運     飛鳥新社
 地球温暖化は止まらない
   S・フレッド・シンガー/デニス・T・エイヴァリー 東洋経済新報社
 チャップリン暗殺           大野裕之 メディアファクトリー
 月のころはさらなり          井口ひろみ    新潮社
 伝説の名ジョッキー          島田明宏 ゴマブックス株式会社
 中国ニセ食品のカラクリ        富坂 聰     角川学芸出版
 ラットマン              道尾秀介     光文社
 カレンダーボーイ           小路幸也     ポプラ社
 クローバー              島本理生     角川書店
 こっちへお入り            平安寿子     祥伝社
 国家の謀略              佐藤 優     小学館
 甲子園への遺言            門田隆将     講談社
 環境問題を知りつくす本        山本茂 監修
                  インデックス・コミュニケーションズ
 遺稿集                鴨志田穣     講談社
 「俺の酒が飲めねーか」は犯罪です   なかむらいちろう 講談社
 あねのねちゃん            梶尾真治     新潮社
 「あの馬は今?」ガイド 2007−2008       流星社
 家に帰らない男たち          松井 計     扶桑社新書
 相棒                 五十嵐貴久    PHP研究所
 散歩する侵略者            前川知大 メディアファクトリー
 事件の痕跡             日本推理作家協会編 光文社
 実は悲惨な公務員           山本直治     光文社新書

【あ行】

<本紹介>
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【ジャンル】エッセイ
【著書名】 遺稿集
【著者名】 鴨志田穣
【出版社】 講談社
【初 刊】 2008年3月20日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】書き残したのは嘘? 真実? 4年もかかって完成しなかった書
      下ろし小説、サイトに連載した旅行、合コン、妻との出会い…。
      アル中になり、ガンで亡くなった42歳の男の未刊行原稿のすべ
      て。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 元戦場カメラマンで作家の鴨志田穣氏の一周忌に発行されたのが本書ですが、
アルコール中毒、余命半年とガン宣告されてからの自らの日々を冷静に書いて
います。未刊行小説、闘病記、合コン体験記などが収録されていますが、著者
の生き様というものを強く感じます。ラストを締めくくる、元妻であり最大の
理解者でもあった西原理恵子との運命といえる出会いについても、非常に印象
的でした。改めて著者のご冥福をお祈りいたします。

<本紹介>
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【ジャンル】法律
【著書名】 「俺の酒が飲めねーか」は犯罪です
【著者名】 なかむらいちろう
【出版社】 講談社
【初 刊】 2008年3月25日
【金 額】 1300円+税
【カバー文】総理大臣を「くじ」で決定していいの? 暴走族に手を振っただ
      けで罰金? ウェブサイト『変な法律』の中から、「なんだ、こ
      れは?」と言いたくなる、選りすぐりの「変な法律」を紹介する。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 本書は、ウェブサイト「変な法律」から、選りすぐりの変な法律を取り上げ
たもので、一見とっつきにくく、固いと思われている法律ですが、「なんじゃ
こりゃ」と言いたくなる法律を公開しています。タイトルにもある「俺の酒が
飲めねーか」は、他人に義務のないことを強要すると刑法の処罰対象であると
いうことを分かりやすく書かれており、この他にも理解不能なお馬鹿な法律な
と、87の法律を紹介しています。非常に雑学的でもあり、暇潰しには最適な
法律エッセイともいえるでしょう。

<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 あねのねちゃん
【著者名】 梶尾真治
【出版社】 新潮社
【初 刊】 2007年12月24日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】孤独で寂しかった幼い日、玲香の唯一の遊び相手だった「あねの
      ねちゃん」。歳と共に消えていった彼女が、失恋を切っ掛けに、
      OLになった玲香の前に再び現れた。当時の姿、そのままで…。
      ケータイ小説を加筆修正して書籍化。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
 他の人には見えないけど、自分には見える。玲香にもそんな経験がある。孤
独で寂しかった幼い日、遊び相手だった「あねのねちゃん」。今はそれが想像
の産物だと分かるが、当時は唯一の友達だった。ところが、失恋を切っ掛けに、
OLになった玲香の前に、再び「あねのねちゃん」が現れた……。
 ちょっとホラーっぽいファンタジー作品でしたが、ケータイ小説という割に
は比較的しっかりとした作品だとは思いますし、読みやすかったです。登場人
物の心理描写も中々読ませるものがありましたが、ライト感覚のホラーファン
タジーってどこか物足りなさがありました。可もなく不可もなくというところ
でしょうか。

<本紹介>
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【ジャンル】競馬
【著書名】 「あの馬は今?」ガイド 2007−2008
【出版社】 流星社
【初 刊】 2007年12月22日
【金 額】 1700円+税
【カバー文】引退後にもドラマがあった! 英雄の素顔「ディープインパクト」、
      ヤンチャな雷神様「ハーツクライ」、ボンボン顔の兄貴「リンカ
      ーン」、美しき教育ママ「エアグルーヴ」など、名馬500頭の
      その後の消息をたどる。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
 本書は、引退した名馬の今を伝えるガイドブック。毎年読んできていますが、
今年はディープインパクトが冒頭から16ページにわたる特集で、他におよそ
550頭の消息が掲載されています。引退後のそれぞれの名馬のドラマや、亡
くなられてしまったスティルインラブの唯一の息子とのショット写真もありま
す。

<本紹介>
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【ジャンル】新書
【著書名】 家に帰らない男たち
【著者名】 松井 計
【出版社】 扶桑社新書
【初 刊】 2008年3月1日
【金 額】 680円+税
【カバー文】帰る家はある。収入もある。妻子もいる。それなのに、なぜ帰ら
      ない? サウナ、ネットカフェ、カプセルホテルを泊まり歩く男
      たちの本心を、徹底的に観察した渾身のルポルタージュ。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
 本書は、様々な理由からサウナやカプセルホテルを泊まり歩き、家に帰らな
い男たちのルポルタージュ。家に帰らない理由は、それぞれに違いますが、根
本にあるのは「家庭を壊したくない」ということ。ただ、個人的には家がある
のに帰らないというのは、例えば翌日早くに仕事があり、自宅まで距離があり
すぎるから、会社近くのホテルなどに泊まるというならともかく、見せかけの
家庭を続ける意味は何なのか?という違和感を感じました。ルポとしては、し
っかりと取材されていますが、ここに出てくる家に帰らない男たちは、現実逃
避をしているだけにすぎないのではないか?という疑問がずっと残りました。

<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 相棒
【著者名】 五十嵐貴久
【出版社】 PHP研究所
【初 刊】 2008年1月29日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】徳川慶喜暗殺未遂事件の犯人探索に、坂本龍馬と土方歳三がコン
      ビを組んだ! いがみ合い、衝突しながら捜査を続ける2人が行
      きついた人物とは? 幕末維新のオールキャストでおくる、エン
      タテインメント長編小説。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 物語は、坂本龍馬と土方歳三がコンビを組むという異色の作品。大政奉還の
密約について、将軍・徳川慶喜と薩摩藩の西郷隆盛が話し合いを持つことにな
り、その場所に向かう慶喜を何者かが銃で撃つという事件が起こる。将軍はこ
の暗殺未遂事件の下手人は誰かを2日間で探索しろと命じ、その犯人探索に坂
本龍馬と土方歳三が命じられるというもの。勤皇派と佐幕派で牽制しあう2人
であるも、一緒に捜査をしていくうちに連帯感も生まれ、とある人物にたどり
着くという展開ですが、ラストでもう一捻りしてほしかったものの、坂本龍馬
と土方歳三のコンビ設定というのは面白かったです。

【か行】

<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 カレンダーボーイ
【著者名】 小路幸也
【出版社】 ポプラ社
【初 刊】 2007年11月5日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】1968年の3億円強奪事件をきっかけに、一家心中で亡くなっ
      たクラスのアイドル・里美ちゃん。寝て起きたら過去と現代を行
      き来する「ぼくら」は、彼女を救えるのか? ウェブマガジン
      『パブリデイ』連載に加筆修正し書籍化。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 大学教授の三都充と事務局長の安斎武は同僚で48歳の同級生。ある日ふた
りは、2006年の現在から1968年の小学5年生へ意識だけがタイムスリ
ップ。日々行き来して現在への繋がりも確認。死んだ里美ちゃんを救い、学長
の使い込み補填のために企てた計画は?
 物語は、50歳を目前とした2人が、寝る度に過去(小学5年時)と未来を
行き来するタイムトラベル作品であり、府中での3億円強奪事件騒動によって
一家心中してしまうことになったクラスメートの心中を止めるために、過去を
変えようとするのですが、過去を変えれば何かが失われることを知る中での、
2人の友情が描かれます。作品としては、主人公の子供の視線と大人の視線の
両方から描かれ、同級生である2人の絆が感動的でもありますが、ラストがや
や呆気なかったことと、3億円事件そのものがキーワードであるにも関わらず、
この事件の表記が非常に少なかったのは残念でしたが、独特のノスタルジック
な世界で、フト胸が熱くなる作品です。

<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 クローバー
【著者名】 島本理生
【出版社】 角川書店
【初 刊】 2007年11月12日
【金 額】 1300円+税
【カバー文】ワガママで思いこみが激しい、女子力全開の華子。双子の弟で、
      やや人生不完全燃焼気味の理科系男子、冬冶。騒がしくも楽しい
      時は過ぎ、やがて新しい旅立ちの予感が訪れる…。『野生時代』
      掲載を単行本化。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
 ワガママ放題で思いこみが激しく、常にモテる努力を惜しまない女子力全開
の華子。冷静だけど自分のことだけはよくわかってない理科系男子冬冶。二人
は“顔だけはそっくりだが、内面は赤の他人より共感するところの少ない”双
子なのだ。今日も今日とて、新しい恋に邁進せんとする華子に、いろんな意味
で超強力な求愛者・熊野(本名・細野)が出現。面白がりつつ見守る冬冶も、
研究室いちの不思議ちゃん、雪村さんの捨て身アタックを受けて……。
 これまでの作品とは一変してのラブコメ作品でしたが、読後の感じとしては
少女マンガを読んでいるようなライトな感じで、非常に読みやすかったですが、
ラブコメ好きの女性が読めば面白いと感じるとは思うものの、個人的にはイマ
イチでした。

<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 こっちへお入り
【著者名】 平安寿子
【出版社】 祥伝社
【初 刊】 2008年3月20日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】ギャグ? このわたしが、ギャグをやる? やれるのか。人を笑
      わせられるのか。ちゃんとした笑いがとれるのか…。吉田江利、
      33歳。独身OL。落語に挑戦しちゃいます。笑いあり、涙あり
      の落語小説。
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
 物語は、素人落語に挑戦する著者の姿を描いた作品で、落語論を小説とした
ような感じです。古典落語のウンチクや、落語の魅力が上手く表現されていて、
読後には落語が聞きたくなる……そんな作品です。

<本紹介>
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【ジャンル】政治
【著書名】 国家の謀略
【著者名】 佐藤 優
【出版社】 小学館
【初 刊】 2007年12月4日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】異能の外交官が公開する「インテリジェンス」の技法。世界のイ
      ンテリジェンス哲学から、カネ・酒・セックスを用いた「汚い工
      作」への対処法までを伝授する。『SAPIO』連載に加筆、再
      構成し単行本化。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 本書は、陸軍中野学校に由来する日本のインテリジェンスの伝統や、ロシア
を中心とする最新の国際情勢にも幅広く言及し、「インテリジェンスとは何か」
を解き明かしたもの。情報、諜報、謀略などと訳されるこの「インテリジェン
ス」の用語での、工作や外交最前線もリアルに描かれ、スパイによる金や酒や
セックスを用いた籠絡工作への対処法など、知られざる諜報活動が明らかにさ
れています。

<本紹介>
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【ジャンル】野球
【著書名】 甲子園への遺言
【著者名】 門田隆将
【出版社】 講談社
【初 刊】 2005年6月30日
【金 額】 1700円+税
【カバー文】プロ野球でのべ30人以上のタイトルホルダーを育てあげ、50
      代で一念発起して教員免許を取得。社会科教師として教壇に上が
      り、「甲子園」を目指した天才打撃コーチが、教え子たちの心の
      中に遺したものとは…。
【満足度】 ★★★★★(文句なし!)
End------------------------------------------------
 本書は、平成16年に、多くの野球人、生徒達に惜しまれつつこの世を去っ
た、不世出の打撃コーチ・高畠導宏氏の生涯を描いたノンフィクション作品。
その高畠導宏氏は、落合、イチロー、田口、小久保など、数多くの名選手を育
てたプロ野球界伝説の打撃コーチでもあり、50代半ばにして一念発起をし、
通信教育で教職の勉強をはじめ、プロ野球球団の誘いを蹴って高校教師の道を
選びます。そして、平成15年春、福岡県の私立筑紫台高校に新人教師として
着任します。NHKのテレビドラマ「フルスイング」の原作でもあり、このド
ラマは見ていませんでしたが、ドラマ原作として話題となっていたので読んで
みましたが、正に感動の一冊で、指導者として野球に人生を捧げ、「たとえ無
駄だと知っても、あきらめてはいけない」と夢を追い続ける姿に大変共感しま
したし、選手の悩みや迷いを受け止め、個性に応じた多彩な練習アイディアで
長所を引き出し、野球に対する情熱と向上心、さらにひとを育てることへの飽
くなき探究心は、スポーツ指導者としても一流でしたが、人間としての素晴ら
しさ、偉大さを感じます。夢を抱いて念願の高校教師となり、これからという
ときに亡くなったことが本当に惜しまれますが、勇気を与えてくれる一冊であ
り、多くのことが学べる一冊でもありました。

<本紹介>
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【ジャンル】環境問題
【著書名】 環境問題を知りつくす本
【著者名】 山本茂 監修
【出版社】 インデックス・コミュニケーションズ
【初 刊】 2007年12月31日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】騒音やゴミ問題のような身近な地域の問題から、地球規模の空間
      で発生する問題に至るまで、多様な問題を含んでいる環境問題。
      今、地球と人間はどうなっているのか。環境問題の謎と不思議を
      雑学で知る。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 本書は、環境問題についてのあれこれを雑学として分かりやすく紹介してい
るもの。騒音やゴミ問題のような身近な問題から、地球温暖化やオゾン層破壊
などの問題まで多岐に亘って取り上げられています。全体的にイラストや図入
りで、環境問題を深く掘り下げるという感じではなく、雑学として身近に感じ
られる点を多く取り入れているので、非常に読みやすかったです。

【さ行】

<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 散歩する侵略者
【著者名】 前川知大
【出版社】 メディアファクトリー
【初 刊】 2007年12月14日
【金 額】 1333円+税
【カバー文】真治と鳴海の夫婦は、小さな港町に住んでいる。亭主関白ぶって
      浮気する真治、気づかないふりで黙っている鳴海。だが真治が、
      3日間の行方不明ののち、まったく別の人格になって帰ってきて…。
【満足度】 ★★★★★(文句なし!)
End------------------------------------------------
 鳴海と真治は、夫の浮気を妻が黙認しているような冷めきった若い夫婦だが、
ある時3日間の不在の後、真治が別人のようになって発見された。どうやら彼
には宇宙人が取りついたらしいのだ。そして、宇宙人は人間が持っている言葉
の概念を奪い、大切な概念を奪われて抜け殻のようになった人が増えはじめ、
町は少しずつ混乱していく……。
 物語は、著者が舞台化していたものを小説としたもので、SFではあるもの
の、日常生活の中から概念が抜けるという発想は非常に面白かったです。妻は
夫に対して、中味は別人とは知りつつも、心から夫を愛し、その妻の「私の愛
という概念を奪って。そうすればあなたがどこかに行ってしまって、死んでし
まっても、もう悲しむこともないんだわ……」という言葉から、夫は妻から愛
の意味を盗むことによって、本当に愛することの意味を知ることになるのです
が、SF作品ではありますが、愛情について非常に深い作品で、これは舞台を
ぜひ見てみたいのは勿論ですが、映画化も希望したいです。

<本紹介>
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【ジャンル】アンソロジー
【著書名】 事件の痕跡
【著者名】 日本推理作家協会編
【出版社】 光文社(KAPPA NOVELS)
【初 刊】 2007年11月25日
【金 額】 1390円+税
【カバー文】名探偵ものあり、犯罪小説あり、サスペンスものやノワールあり…。
      「事件の始まり」をめぐるミステリーの歴史を再認識させ、現代
      ミステリーの事件に対するアプローチの多彩さを示す、バラエテ
      ィに富んだアンソロジー。
【満足度】 ★★☆
End------------------------------------------------
 本書は、蒼井上鷹・五十嵐貴久・乾くるみ・歌野晶午・逢坂剛・垣根涼介・
加藤実秋・佐野洋・夏樹静子・新津きよみ・馳星周・光原百合・連城三紀彦と
いう豪華作家陣によるアンソロジー。アンソロジーの場合は作品によっても当
たり外れが結構大きいですが、読みごたえはあったものの、作家によっての当
たり外れが大きく、どちらかというとハズレが多かったです。

<本紹介>
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【ジャンル】新書
【著書名】 実は悲惨な公務員
【著者名】 山本直治
【出版社】 光文社新書
【初 刊】 2008年3月20日
【金 額】 760円+税
【カバー文】築30年超・オンボロ宿舎が約4割。“倒産”の不安、逃げ出す
      若手。官と民の両方に籍を置いた著者が、就職人気No.1「お
      気楽天国」の虚像と実像を描く。あなたは、それでも公務員をめ
      ざしますか?
【満足度】 ★★★☆
End------------------------------------------------
 本書は、元キャリア官僚で現在人材コンサルタントをしている著者が、公務
員の実情を実例を出して書いており、新しい役所批判のあり方について意見を
出しています。確かに全ての公務員が悪いというわけでもありませんし、中に
は真面目に仕事をし、苦労している公務員もいるでしょう。そして公務員批判
で一方的な報道があるのも事実。ただし、公務員も悲惨なところはあるでしょ
うが、改善すべき部分も多く、本書の中では、その公務員の構図も含めて、公
務員改革を考える上での分かりやすい新書にはなっていると思います。

【た行】

<本紹介>
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【ジャンル】食の安全
【著書名】 中国食材調査
【著者名】 陳 惠運
【出版社】 飛鳥新社
【初 刊】 2007年11月29日
【金 額】 1300円+税
【カバー文】ゴムまがいの人造鶏卵、抗生物質入りの牛乳、漂白された小麦粉、
      排泄物で作った臭豆腐…。帰化中国人食品ジャーナリストが、目
      を覆わんばかりの中国食材の実態を告発する! 北京オリンピッ
      ク観光者へのアドバイスつき。
【満足度】 ★★★★☆
End------------------------------------------------
 目次には、「第1章 危ない農産物(劇毒農薬だらけの有機野菜、重金属が
含まれている野菜ほか)」「第2章 危ない魚介類(ピルを服用した上海ガニ、
養殖池の底に撒かれるたくさんの薬物ほか)、「第3章 危ない禽類肉類(ド
ーピングの犯人はブタのレバー、「痩肉精」ブタを食べた人が次々中毒にほか)、
「第4章 危ない加工食品(真っ白なピスタチオの裏、猛毒殺虫剤漬けの中華
ハムほか)」と書かれていますが、正に知られざる中国食材の実態を告発した
もので、単なる批判本とは違い、著者が自分の体験に基づいて記述ほ絞って書
いているだけに、より信憑性が高い内容ともいえます。残留農薬の実態は勿論
のこと、加工食品の実態を見れば、中国ギョーザ事件は起こるべくして起きた
事件であるといえますし、ゴムまがいの添加物で作る人造鶏卵、劇毒農薬だら
けの野菜、有害工業原料に汚染された毒米、硫酸漬けのライチ、ピル服用の上
海ガニ、ホルマリン漬けの魚、発がん物質で成長したウナギ、殺虫剤漬けのハ
ム、工業用漂白剤で漂白された湯葉などなど、身の毛もよだつ凄まじい中国食
材の実態は読んでおいて損はないでしょう。

<本紹介>
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【ジャンル】環境問題
【著書名】 地球温暖化は止まらない
【著者名】 S・フレッド・シンガー/デニス・T・エイヴァリー
【出版社】 東洋経済新報社
【初 刊】 2008年3月13日
【金 額】 2400円+税
【カバー文】温暖期は寒冷期よりはるかに人類や野生種に好都合だった。それ
      なのに、なぜ現世代の人類は、穏やかな温暖化を恐がるのだろう
      …。膨大な研究成果を活用して、温室効果理論のダメさ加減とそ
      れに対抗できる理論を紹介する。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 本書は、地球の気候には1500年の周期があり、現在の温暖化はその周期
によるものであると研究文献を引用しながら主張し、一方で、温暖化論議を厳
しく批判したもので、例えば、温暖化により海面が上昇して洪水などが生じる、
100万の野生種が永遠に失われる、温暖化が飢饉・干ばつ・荒地をもたらす、
暴風雨が増える、温暖化で何百人も死亡するといった点に対する詳細な反対論
も展開しています。アル・ゴアの『不都合な真実』などにより、地球温暖化に
よる悪影響というものが定説化していますが、本書はそれらの説に真っ向から
対立するものです。本書の中では、温暖化対策は必要ではあるが、温暖化傾向
それ自体を人間の力で止めるのは困難であり、問題には個別具体的に対処しつ
つ、温暖化に適応することを考えようというメッセージも伝わってきます。で
も改めて思うに、地球には謎がまだまだ多いです。

<本紹介>
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【ジャンル】ノンフィクション
【著書名】 チャップリン暗殺
【著者名】 大野裕之
【出版社】 メディアファクトリー
【初 刊】 2007年11月29日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】未曾有のテロ「5・15事件」で、士官たちがもっとも殺したか
      ったのは「アメリカの宝」チャップリンだった…。新発見された
      日本人マネージャーの手紙など、多くの新資料を基に描く5・1
      5事件の新事実。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 本書は、戦前の「5・15事件」の第一の目的は、世界的大スターであるチ
ャップリンを殺して日米を開戦させることだった……という説を、日本人秘書・
高野虎市が保管していた手紙・写真類、チャップリン家所蔵の資料、旅行中の
チャップリンのメモなどを交えて、極東で暗殺の計画を練る士官たちの動きを
新資料で鮮やかに描いています。昭和7年に来日したチャップリンが、「5・
15事件」の前日、皇居前で一礼したという話は結構有名だと思いますが、こ
の一礼の謎にも迫っており、新事実を始めとして、事件前後に来日していたチ
ャップリンの日々を、当時の日本の状況などを絡めて書かれています。

<本紹介>
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【ジャンル】ミステリ
【著書名】 月のころはさらなり
【著者名】 井口ひろみ
【出版社】 新潮社
【初 刊】 2008年1月30日
【金 額】 1200円+税
【カバー文】母に連れられ田舎の古びた庵にやってきた悟が出会ったのは、
      不思議な力を持つ美少女と生意気な少年。女と子供しか入るこ
      とのできないこの庵の役割とは? 家に残してきた悟の父の消
      息は? 切なくて優しい青春ミステリ。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
 17歳の悟は、母親の園子と、御千木にある母方の祖母の家を訪ねた帰りみ
ち、「これから知り合いの家に寄るから、悟は電車で先に帰りなさい」と言わ
れるが、無理やり母親に同行し、山奥の庵にやってきた。老女が住むその家に、
母はかつて預けられていたことがあったらしく、電話もテレビも無く、土間に
竈に五右衛門風呂という時代錯誤な暮らしぶりで、母とおんば様との会話には
聞き慣れない言葉が混じり、どうやら、一種の超能力のようなものを持つ子供
が庵に預けられるしきたりらしい。庵には今も、茅という名の少女が、預かり
子として暮らしている。女と子供しか入ることのできないこの庵の役割とは何
なのか?
 本書は、第3回「新潮エンターテイメント大賞」受賞作。丁寧に古い暮らし
ぶりが描いているものの、登場人物の人間関係が希薄で、ミステリ部分も非常
に弱かったのは残念です。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】競馬
【著書名】 伝説の名ジョッキー
【著者名】 島田明宏
【出版社】 ゴマブックス株式会社
【初 刊】 2008年2月10日
【金 額】 1400円+税
【カバー文】初代ダービージョッキー函館孫作、モンキー乗りを輸入した保田
      隆芳、規格外の強さを誇る“天才”武豊…。見る者を魅了し、レ
      ースを革新した伝説の騎手たち。残された記録と人々の記憶から、
      天才たちの実像に迫る。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 サブタイトルに「歴史をつくった天才たちの光と影」ともありますが、本書
では、初代ダービージョッキー函館孫作、最年少ダービージョッキー前田長吉、
時代に埋もれた初の女性ジョッキー斉藤澄子、現在の騎乗方法でもあるモンキ
ー乗りを輸入した保田隆芳、ミスター競馬と呼ばれた野平祐二、花の15期生
の福永洋一・岡部幸雄・柴田政人、天才と呼ばれた田原成貴、全ての記録を塗
り替えた武豊……の、それぞれの名ジョッキーの実像が描かれています。スポ
ーツノンフィクションとしても読みごたえがありましたが、それぞれの騎手の
名騎乗と呼ばれるケースについての本人の回顧やエピソードも交えており、そ
れぞれの名ジョッキーの魅力を伝えてくれます。

<本紹介>
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【ジャンル】食の問題
【著書名】 中国ニセ食品のカラクリ
【著者名】 富坂 聰
【出版社】 角川学芸出版
【初 刊】 2007年12月15日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】ヒ素入りの粉ミルク、工業廃水の不法投棄…。食のモラルの低下
      が問題になっている現代、自分の身は自分で守らなければならな
      い。中国内部で深刻化するモラルハザードを鋭くえぐり、日本の
      食と環境を守る活路を切り開く。
【満足度】 ★★★★☆
End------------------------------------------------
 中国ギョーザ事件で中国の食の安全問題が浮き彫りとなりましたが、本書は
そのギョーザ事件が発覚する前に出されていたもので、薬品まみれの食品やニ
セ食品が生み出される生産現場の実態が綴られています。中国当局がいくら厳
しく取り締まっても問題が解決しない社会事情や、ヒ素入りの粉ミルク、ホル
マリン漬けにした鮮魚、洗剤と牛の尿で水増しした牛乳、工業廃水の不法投棄、
1年に82回発生する赤潮、肺がん患者の急増、カドミウム汚染、大腸菌入り
のミネラルウォーターなど、驚くべき実態が本書には書かれています。これを
読めば、いかに中国食品が危険かが分かる内容で、著者の鋭い指摘も光ります。

【な行】

 

【は行】

<本紹介>
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【ジャンル】小説
【著書名】 ビールボーイズ
【著者名】 竹内 真
【出版社】 東京創元社
【初 刊】 2008年2月25日
【金 額】 1700円+税
【カバー文】北海道の新山市で、正吉ら12歳の少年たちは秘密基地に集った。
      思えばこれが、彼らの地ビール造りへの第一歩だった。4人の仲
      間が12歳から30歳までの多感な時期に、ビールをはさんで結
      んだ友情の軌跡を描く。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 北海道の新山市、正吉たちは、ビール工場の撤退のために憧れの茜が転校し
ていってしまうのを惜しんで、秘密基地に集った。茜を転校させてしまうビー
ルという存在へ復讐するために、皆でビールを飲んでしまおう! これが正吉
の地ビール造りへと誘うきっかけだった。4人の仲間たちの12歳から30歳
まで、ビールで結びついた友情と成長の軌跡を描いた感動の物語。
 物語は、ビールを通しての友情物語で、12歳の少年達が30歳になるまで
の成長過程を描いています。その物語の合間に、ビールにまつわるコラムもあ
り、読後にビールが飲みたくなる作品で、特にビール好きにはお勧めです。

<本紹介>
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【ジャンル】コラム
【著書名】 本日、東京ロマンチカ
【著者名】 中野 翠
【出版社】 毎日新聞社
【初 刊】 2007年12月25日
【金 額】 1238円+税
【カバー文】映画、文学、芸能、ファッション、時事と、大きな問題から小さ
      な問題まで、この1年の話題が手にとるようにわかる痛快コラム
      集。『サンデー毎日』等に掲載されたものに加筆、書き下ろしを
      加える。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 本書は、『サンデー毎日』連載のコラム「満月雑記帳」の1年分を収録した
コラム集。時事ネタだけでなく、映画や読んだ本の話題などが取り上げられて
おり、著者のこのコラム集は毎年欠かさず読んでいますが、特に書評や映画評
論の話題は参考になるところも多く、飽きのこない正統派コラムともいえます。
『サンデー毎日』で20年近くも続いている連載コラムですが、中野翠らしい
辛口コラムにもなっており、面白くかつ気軽に読める一冊でした。

<本紹介>
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【ジャンル】新書
【著書名】 バカにならない読書術
【著者名】 養老孟司/池田清彦/吉岡忍
【出版社】 朝日新書
【初 刊】 2007年10月30日
【金 額】 740円+税
【カバー文】読書とは脳を使った運動だ! バカにならないためには、読書で
      脳を揺さぶれ! それぞれ独自の読書論をもつ3人が「本の森に
      逃げ込め」をテーマに、自らの愛読書と書の接し方を縦横無尽に
      論じる。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
 専門が解剖学の養老さん、生物学や進化論が得意の池田さん、そしてノンフ
ィクション作家の吉岡さん。それぞれ独自の読書論をもつ3人が「本の森に逃
げ込め」をテーマに自らの愛読書を縦横無尽に論じた。「米国がわかる本」
「ミステリーと言えば」など、14のテーマについて、126点を取り上げた。
前半では、養老さんが、独自の読書論を縦横無尽に展開している。いままでに
ない、画期的読書術。
 紹介文には「読書術」とは書かれていますが、これは読書術ではなく、それ
ぞれの「読書論」で、後半は本をテーマとした座談会となっています。話の中
で数多くの本が紹介されているので、読書の参考にはなりますが、読書欲が刺
激されるというまではありませんでした。

<本紹介>
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【ジャンル】観光
【著書名】 バスで旅する北海道
【出版社】 MGブックス
【初 刊】 2008年3月15日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】手頃な料金で日帰りから宿泊まで、さまざまな旅を楽しむことが
      できるバスツアー。実際にバスに乗って、乗客の目線で体験した
      バスツアーをリポートする。富良野、知床、函館など北海道の1
      2の魅力的なバスツアーを掲載。
【満足度】 ★★★
End------------------------------------------------
 本書は、春は静内や滝上の桜、夏は積丹のウニと富良野のラベンダー、秋は
池田ワイン祭りとニセコの紅葉、冬は納沙布岬初日の出、紋別の流氷など12
のバスツアーが収録されたリポート。地元である静内の二十間道路の桜並木観
光のツアーが最初に載っていたことから、図書館から借りて読んでみましたが、
カラー写真が非常に多く、旬の食べ物や各地イベントも紹介されてはいるもの
の、各地のリポート部分が正直物足りない。バスツアーとしての立ち寄る場所
や、その観光地でのお土産品や食べたものなどの写真は非常に良かったのです
が、バスの中から見た風景などがスポッと抜けていて、ガイドブックにはなっ
ているものの、折角のバスツアーとしての醍醐味が伝わってきませんでした。

<本紹介>
Start----------------------------------------------
【ジャンル】リサーチ
【著書名】 普通の家族がいちばん怖い 徹底調査!破滅する日本の食卓
【著者名】 岩村暢子
【出版社】 新潮社
【初 刊】 2007年10月25日
【金 額】 1500円+税
【カバー文】「個性」重視、「私中心」の行き着く先は…? 正月とクリスマ
      ス、2大家族イベントを徹底リサーチ。223世帯への調査、7
      6枚の食卓写真と720の主婦の証言から、家族の歪んだ幻想を
      解体し、その実像を探る。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 本書は、年末年始に首都圏在住の子どもを持つ主婦223人を対象に行い、
その奇妙な実態の調査結果を基にして書かれたもの。クリスマスとお正月の比
較でもあるのですが、サンタクロースはいると中高生にもなる子に信じ込ませ
ようと涙ぐましい努力をしている親の数が、調査の5割という結果に驚きまし
た。お正月にいっこうに興味を示さない一方、クリスマスは、家の飾り付けに
大張り切りのビッグ・イベントで、その食卓はすべて買ってきたものばかり。
そして、自分が楽しくラクであることが最優先される……これが良いか悪いか
と別としても、クリスチャンでもないのにクリスマスに情熱を注ぎ、伝統とさ
れるお正月が疎んじられる現実というのは、本書の中での主婦の声として聞こ
えてきます。その本書の中で、主婦達は子どもに対し、躾ければ嫌われる、行
事の謂れを説明すれば疎んじられると感じているともありましたが、これは、
裏を返せばコミュニケーションへの信頼が極端に低下したということでもあり、
現代のモンスターペアレントにも繋がっているのではないかとも感じました。

【ま行】

 

【や行】

 

【ら行】

<本紹介>
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【ジャンル】ミステリ
【著書名】 ラットマン
【著者名】 道尾秀介
【出版社】 光文社
【初 刊】 2008年1月25日
【金 額】 1600円+税
【カバー文】姫川亮は30歳。高校時代の同級生とロックバンドを結成して、
      もう14年になる。練習スタジオで起こった事件があぶり出す、
      彼らの過去と現在、そして未来とは? 鋭利なロマンティシズム
      が胸に迫る、鮮烈なるマスターピース。
【満足度】 ★★★★
End------------------------------------------------
 30歳の姫川亮は、アマチュアロックバンドのギタリストで、幼いころに姉
と父を、奇妙な状況の中で亡くしていた。高校時代の同級生で結成されたバン
ドは結成14年を経て、今も活動中だが、事件は姫川らが練習中のスタジオで
起きた……。
 物語は、主人公の姫川が遭遇する事件と、過去の事件の謎とが描かれたミス
テリ。かなり凝った仕掛けもあり、最初は淡々とした流れながら、中盤から後
半にかけて一気に展開が動き、トリックの巧さも光ります。

【わ行】

 

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