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ローカル線の旅

■ 駅一覧と接続路線

駅番号 駅名 営業キロ 撮影 接続路線 所在地
G27 若井 0.0 土佐くろしお鉄道:中村線(TK27)
(全列車窪川駅まで乗り入れ)
高知県 高岡郡四万十町
  川奥信号場 (3.6)   中村線と予土線の実際の分岐点 幡多郡黒潮町
G28 家地川 5.8 高岡郡四万十町
G29 打井川 10.7  
G30 土佐大正 17.6  
G31 土佐昭和 26.5  
G32 十川 31.0  
G33 半家 38.9   四万十市
G34 江川崎 42.7  
G35 西ヶ方 45.4  
G36 真土 51.3   愛媛県 北宇和郡松野町
G37 吉野生 53.0  
G38 松丸 55.3  
G39 出目 58.8   北宇和郡鬼北町
G40 近永 60.4  
G41 深田 62.5  
G42 大内 65.4   宇和島市
G43 二名 66.9  
G44 伊予宮野下 69.1  
G45 務田 70.0  
G46 北宇和島 76.3 四国旅客鉄道:予讃線(U27)(全列車宇和島駅まで乗り入れ)

注1:太字は特急停車駅です.
*各駅舎はをクリックすると詳細が見れます.


予土線(よどせん)は、高知県高岡郡四万十町の若井駅から愛媛県宇和島市の北宇和島駅に至る四国旅客鉄道(JR四国)の鉄道路線(地方交通線)である。

愛媛県と高知県を結ぶ唯一の鉄道路線で、土佐くろしお鉄道中村線と予讃線を結んでいる。高知県内では四万十川の上流部に沿って走る路線であることから、しまんとグリーンラインの愛称が与えられている。

なお、土佐くろしお鉄道中村線からの分岐点は、正確には若井駅ではなく中村線の若井駅〜荷稲駅間にある川奥信号場である。また、若井駅と川奥信号場の間は土佐くろしお鉄道中村線にも属する二重戸籍区間となっている。

■ 路線データ

管轄(事業種別):四国旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
路線距離(営業キロ):76.3km
軌間:1067mm
駅数:20駅(北宇和島駅・若井駅含む)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:なし(全線非電化)
閉塞方式:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
最高速度:北宇和島〜江川崎間65km/h、江川崎〜川奥信号場間85km/h、川奥信号場〜若井間110km/h
最急勾配:30‰(標準勾配としては26.1‰=北宇和島−務田間)
最小曲線半径:160m

■ 運行形態

幹線交通路からは外れた閑散路線であり、全列車が普通列車で、江川崎〜宇和島間の1往復を除きワンマン運転を行っている。窪川〜宇和島間の列車のほか、江川崎・近永〜宇和島間などに区間運転列車がある。

窪川駅発着の列車の場合、窪川〜若井間は土佐くろしお鉄道の鉄道路線であるので、この区間は土佐くろしお鉄道の運賃200円(2005年現在)を別途要する。学校が休みの期間中は、車内で「青春18きっぷで乗り通す人は若井〜窪川間の運賃を払う」ようアナウンスされる。

輸送量が少ない事情から、古くは1960年代のキハ02形レールバス、1987年にはキハ32形などの小型気動車が投入された。一時高松〜窪川〜宇和島間運転の急行「あしずり」が設定されていたことがあり、予土線内は快速となっていた。直通がなくなってからもしばらくは窪川〜宇和島間運転の快速が1往復残っていた時期があり、初期の宇和島駅からの「清流しまんと号」が連結されていた。

現在はキハ32形での運用のほか、キハ54形で運用される列車もあったり、2006年5月頃までは宇和島〜江川崎間の1往復のみキハ185系(3000番台もしくは3100番台)が運用されたこともあった。

トロッコ列車

トロッコ列車「清流しまんと号」(窪川駅)
1984年夏の運行開始以来、春から秋にかけて「清流しまんと号」・「清涼しまんと」・「四万十トロッコ」などの名称で運行され続けている。

臨時特急「I LOVE しまんと」
1997年7月28日から8月18日の間、臨時列車ながら特別急行列車として「I LOVE しまんと」が高知〜宇和島〜松山間で運転された。2日間で1往復していた。同年9月以降の運転は高知〜宇和島間1日1往復になり同年11月までの土曜・日曜・祝日と、1998年、1999年は7月〜9月の土曜・日曜・祝日(夏休み期間は毎日)の間運行された。

運行時の状況
宇和島〜江川崎間は路盤、線形が非常に悪くトロッコ列車並みの低速、さらに、松山〜宇和島間、窪川〜高知間は臨時列車のため行き違い、運転停車の連続で、松山〜高知間は5時間以上、宇和島〜高知間約154kmを3時間以上かけて走っていた。

キハ185系臨時特急「I LOVE しまんと」使用車両
キハ185系2両(キハ185-1016+キハ185-9)。公募で選ばれたデザインの専用車両で運行された。前面にはかわうその顔が描かれており、側面はもとより車内天井、床面までペイントが施されていた。
なお、宇和島寄り1号車が禁煙指定席(12席が自由席)、高知寄り2号車が一般自由席であった。

停車駅
高知駅〜松山駅間の運転では次の駅に停車していた。
高知駅-佐川駅-須崎駅-土佐久礼駅-窪川駅-土佐大正駅-十川駅-江川崎駅-松丸駅-近永駅-宇和島駅-卯之町駅-八幡浜駅-伊予大洲駅-内子駅-伊予市駅-松山駅
高知駅〜宇和島駅間の運転では次の駅に停車していた。
高知駅-佐川駅-須崎駅-土佐久礼駅-窪川駅-土佐大正駅-土佐昭和駅(1999年のみ)-十川駅-江川崎駅-松丸駅-近永駅-伊予宮野下駅(1998年から)-宇和島駅

新聞輸送

朝の列車で県紙朝刊の輸送を行っている(2007年5月現在)。下り4833Dが高知新聞を、上り4832Dが愛媛新聞を数十部積み、共に江川崎駅で業者に引き渡している。

■ 歴史

予土線は愛媛と高知を結ぶべく宇和島線という行き止まりの路線を延伸したものである。愛媛と高知を結ぶ鉄道はこのほか松山〜佐川間や宇和島〜宿毛〜中村〜窪川間などが計画されていたが、実現したのは予土線だけである。

宇和島線は、宇和島鉄道によって開業した軌間762mmの軽便鉄道を国有化したもので、改軌時、のちに予讃線となる宇和島〜卯之町間も開業し北宇和島が起点となった。

1914年10月18日 宇和島鉄道により宇和島〜近永間が開業。
1923年12月12日 近永〜吉野(現在の吉野生)間が開業。
1933年08月01日 宇和島鉄道が国有化され宇和島線となる。
1941年07月02日
  全線を1067mm軌間に改軌。
  宇和島〜務田間を廃止し、北宇和島〜務田間の新線が開業。北宇和島駅が起点となる。
1953年3月26日 吉野生〜江川崎間が開業。
1974年03月01日 江川崎〜若井間が開業し全通。予土線と改称。
1974年10月01日 貨物営業廃止。
1987年04月01日 国鉄分割民営化により四国旅客鉄道に承継。

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 より抜粋