白馬村の猿倉は、木曜日の深夜にもかかわらず車が一杯止まっています。

ここは、大雪渓を経由して行く白馬岳の登山口でもあるからです。
いや、本来はそちらの方が主流でしょう。

我々は、白馬鑓温泉が目的です。他のところによらない単純な往復です。
コースタイムは片道4〜5時間となっています。

したがって、早く出発しなくとも良いのですが、
猿倉の駐車場が一杯になる恐れがあることと温泉に早くついてゆっくりしたいことから、
深夜到着の早朝出発にしました。

今回の参加者は、H氏、K氏及びS氏、それに私と4人です。

運転疲れ&短時間の睡眠であっても、
最近、いつも朝5時に起きているので、その時間に目が覚めます。

同行者はまだ寝ていて暇なので猿倉山荘まで散歩です。
こんな早朝なのにすでに登山届けを受け付けています。

それで、鑓温泉までの往復ですから必要ないと思うのですが、
ついでに登山届けも提出します。

6:40出発です。猿倉山荘の脇から登山道が続いていますが、
駐車場からも林道を行くことが出来ます。

それで、直接林道を行くことにしたのですが、
その結果、K氏は写真のフィルムを買うことが出来なくなり悪いことをしました。

歩き初めて約10分で鑓温泉と雪渓へ行く道の分岐です。

昔、雪渓を登ったときは、もっと歩いたような気がしたのですが、
記憶とはいい加減なものです。

駐車場から30分経過したところで小休止です。

今回、足取りは軽いものです。
それもそのはず、去年から娘(小6)のソフトボールの練習に付き合って運動していますから。
特に先週は足が筋肉痛になるほど走り込みました。
 

休憩してから、少し行くと水芭蕉平というところに出ます。
しかし、猫の額ほどの狭いところで、どこが平らなんだとみんなで言います。

長走沢最接近点というところを過ぎ、歩き始めて1時間20分ほどで水場です。
ここで休憩です。

歩き始めて約2時間です。
振り返れば白馬の山並み、眼下には雪渓から流れ出した急流です。

  

道は急斜面をジグザグに登ります。
花がいっぱい咲いてきれいです。

ここまで来るといい加減疲れてきます。
休憩しながら、みんなで色々想像を巡ります。

現在地を確認しても先に進むわけではありませんが、
残りの距離が判ると何となく元気が出ます。

特に残りの距離が少なくなると俄然元気になります。
そこで、コース図を見ながら、どこまで来たかの確認です。

全コースの丁度中間地点が「小日向のコル」です。
まだ私は若いつもりでいます。

昔、山に登った感覚で、総所要時間からするとこの辺で中間地点のはずなのですが?

地図には「小日向のコル」の手前に湿原があります。
しかし、我々はまだ湿原を通過していません。

先ほどの水芭蕉平からすると、この湿原は気が付かないくらいの小さいものかと思いたいものです。
けれども、「小日向のコル」より先は、ほぼ同じ高度かやや下っています。

しかし、まだまだ、道は登っています。
斜面が崩れたところがお花畑のようになっています。
そこをジグザクに登っていきます。

・・・・・ということは、・・・・・・・・気を取り直して、我々は登ります。

2時間10分かかって、やっとのことで湿原に到着です。
キスゲ(?)の花が咲き、ワタスゲの白い綿毛が一杯にあります。

 

花の写真を撮るため&軽く体力回復のために大休憩です。

湿原を過ぎるとほどなく小日向のコルです。
ここまでで、AM9:30分です。

ここから鑓温泉の小屋が見えます。見た感じは一時間ほどでつきそうです。
すぐそこに見えるのですが、小屋から下ってくる人は、「ここから長いんだ。」と言います。

「小屋は見えているが、歩いても歩いてもつかないよ。2時間程かかるよ」と言います。
「うーーーん。まだ、2時間も歩くのか」と思いつつ、歩き出します。

 

小日向のコルまでは一本調子の上りですが、ここから先はほとんど上りはありません。
途中、水場のたびに顔を洗ったり、水を飲んだりはしますけれども、調子よく歩きます。


 

ここは北アルプスです。
さすがに雪の多いところです。まだまだ雪が残っています。

沢は雪解け水で手が切れるくらい冷たいものです。
しかし、山登りでほてった顔には気持ちがいいものです。

「サンジロ」と書いた標識があります。10時20分です。
向かいには八方尾根スキー場、白馬の町並みが見えます。

 
 

振り向けば、小日向のコルからの道が続いています。

大きな沢には橋が架かっています。
登山道を整備する人に感謝感謝です。

私とS氏が写真を撮りながら遅れていくと、H氏とK氏が待っています。

最後の沢は道が崩れています。
そもそもその沢は雪渓の上を歩くのですが、その雪渓が崩れています。

先行者のH氏は、下を通れといわれ、
その次に到達したK氏は、上を通れといわれたそうです。

しかし、なぜか2人で、我々を待っています。どうも上の道は造ったばかりのようです。
そして、H氏は先行したため、まだ、道が作り終えるまでに到着し、K氏が到着したとき、道が出来たようです。

それで、まだ、誰も歩いていない道を歩いていきます。踏み固められていないので非常に歩き難いものです。

ここから先は危ないところはありません。小屋もすぐそこに見えます。
しかし、ここから長いこと。

標高約2000m。雪渓の上の空気は冷んやりとしているみたいです

小屋の下に来ました。見上げれば小屋です。
ところが、岩に温泉マークと20分と書いてあります。

 

うぇ〜、・・・・・周りはお花畑で綺麗なのですが、あと20分も歩くのかと思うと足取りが重くなります。

結局、猿倉から、おおよそ5時間かかって、鑓温泉に到着です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

2日目

2日目は、来た道を帰るだけなので、そんなに書くことはありません。

6:20分出発です。

雪渓の上に雲ができています。 見上げると鑓岳のようにとがった岩があります。

 

昨日出来た危ない沢の道は踏み固められ、歩きやすくなっています。

全体的に下りなので、速いペースで降ります。
途中、小日向のコルで、8:20分です。ここまでは、そんなに疲れません。

コルの手前では白馬鑓が雲に見え隠れしています。

9:15に槍温泉小屋からすると最後の水場です。
(当然、登るときは最初の水場になります。)

この二カ所で休憩しただけで、ちょうど4時間かかって猿倉から来る林道に出ます。

ここで、ちょっと雪渓見物に行こうということになりました。
もっとも、K氏は猿倉で休憩していると言います。

そこで、残りの3人で白馬尻小屋に向かって歩きます。
この小屋も、鑓温泉と同様に、夏季だけ存在します。

したがって、前に来たときは(時期は6月の中旬&5月の連休のころです)、
まだ、小屋は組み立ててありませんでした。

約50分で、白馬尻小屋です。
到着して、思わず「え!?」と心の中で叫びました。

だって、小屋のそばには雪がないのです。
私が前に雪渓を来たときは、白馬尻小屋付近は雪が一杯でした。

だから、ここまで来れば雪に触れることが出来ると思ったのですが、
この先、10数分歩かなければ雪に触れることができません。

私は白馬尻小屋までのつもりでいましたので、もう歩く気力がありません。
そこで、H氏&S氏に「私は、ここで休憩していますが雪渓まで行って来たら」といいます。

しかし、義理堅いH氏&S氏は私に遠慮してここまでで十分と言います。

結局、雪渓まで行かなく、ここで引き返しました。


  
 
 

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