蓮華温泉・山行記
最近は、みなさん贅沢になったのか、
夜行電車・夜行バスの本数が少なくなって、
やっと、白馬行きの切符がとれました。
もっともそのおかげが、昔の特急電車の車両が快速となり
安い料金で利用できることは良いことです。
何年かぶりの山スキーです。
その間、山の温泉には、年一回行っていました。
しかし、それは山登りではなく、また、運動は全くやっていないので、
スキーを履いて登れるか心配です。
それで、早い時間に栂池のゴンドラリフトに乗ります。
前から10番目くらいのゴンドラです。
10数年前の前回の蓮華温泉行きは、
Y氏を含め5人と大人数でした。
今回は、そのY氏と私の二人だけの山行です。
Y氏は山のベテランでその指示に従っていけば安心です。
もっとも二人とも過去に行ったことがあるコースなので、前もってコースを調べていません。
ところが二人ともゴンドラを下りてから、その先のリフトに乗ったのかどうか憶えていないのです。
それで、少しでも楽をしようとリフトに乗ったのですが、これが間違いでした。
リフト降り場は、我々の行く方よりずっと右です。
スキー場を横切らなければいけません。
下が堅いスキー場の斜面を、
シールをつけてスキーで横切ることは神経を使い疲れます。
ゴンドラリフトの降り場から少し登るだけですから歩いた方が楽でした。
私は、ゲレンデスキーにもの足りず山に出たものです。
それなので、昔はシールをつけて歩くのが苦手でした。
今回、山登りだけでなくゲレンデでもほとんどスキーをしていないので、
余分な力が入らずシールをつけて歩くのが苦になりません。
ところで、このシールというものですが、ワッペン・シールのシールではありません。
スキーの滑走面につけて、前進はしますが後退はしないというものです。
雪山賛歌という歌の2番かな?
「シールを外してパイプをふかす」旨の歌詞がありますが、そのシールです。
林道に入いると鼻歌が出るほど歩きやすくなります。
時々、林道をショートカットします。しかし、体力の自信がない私としては、
時間がかかっても体力を使わない林道を行きたいものです。
林道は傾斜がゆるく鼻歌がでるほど楽です。
1時間ちょっとで天狗平の下の急斜面が見えるところに来ました。
ここでちょっと休憩です。
栂池からのへリスキーのヘリの音がうるさく響きます。
せっかく山に来ているのに耳障りです。
この急斜面は、昔はスキーを外して、坪足で歩きました。
それで、スキーを外そうとすると、同行のY氏がスキーを持ちましょうといいます。
私としては楽なので助かりますが、Y氏は私より10歳ほど年上です。
まぁ〜、お言葉に甘えてスキーを持っていただきました。
それでも、Y氏との差はどんどん開いていきます。
年を感じさせないY氏の体力には感服します。
やっとの事で急斜面を登り終えました。
これで天狗平と、ほっとすると「え!?・・・・・・・・・」
まだまだ先が続いてます。
気を取り直して登り出します。
天狗平に着く、ちょっと前にY氏が心配して引き返してきました。
そんなこんやで、約3時間で天狗平に到着です。
ここからは蓮華温泉まで振り子沢の快適な下りのはずです。
その前にY氏は、目の前の乗鞍岳をちょいと往復です。
私も、昔は、乗鞍岳のすばらしい斜面を滑るために
往復したものですが、今回はパスします。
天狗平からの下り、降り口を注意深く確認します。
なにしろ、スキーで5分くだったら、登り返すのに30分以上かかりますから。
このコースは、山スキーの盛んのところで、指導標がしっかりしています
また、沢に沿って下っていくので道は間違いようのないはずです。
蓮華温泉までは、45分くらいの予定です。
ところが、なにしろここ10年近くスキーをしていませんからうまく滑れません。
降り口は、30度くらいの斜面で、昔は快適に滑ったものですが、
最初の2・3回のターンが曲がれず転んでしまいました。
山スキーは、荷物を背負っていますから、転んだら起きあがるのが大変です。
それで、その後は斜滑降・キックターンの連続です。
快適に滑れるところもありましたが、とにかく、転ばないようにしないと。
途中から、転機が回復してきました。すばらしい景色が広がってきます。
このコース、どこをどう通っても林道にぶつかります。
それなのでコース取りに気をつけずに降りていきます。
しかし、あまり右過ぎたようで、沢を滑ることになり、
快適に滑れません。
やっと木地屋からくる林道につき、ほっとします。
ここまで来れば、あと一息です。
思ったより時間がかかり、天狗平から約2時間もかかって蓮華温泉に到着しました。
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