大黒屋
三斗小屋温泉へ行くのには、歩いていかなければなりません。今回は沼原湿原から入りました。沼原湿原は、標高1000メートル以上の高所にあり、湿原の高所は草原化しています。
湿原下部はミニ尾瀬ガ原という感じをもっていて、ニッコウキスゲ、モウセンゴケ、コバイケイソウ、リンドウ等の植物が自生しているようです。
今回は、座禅草が咲いていました。その他、サンショウウオ(黒サンショウウオのようです。)の卵も、あちらこちらに見受けられます。
三斗小屋温泉は、会津中街道から少し入ったところにあり、また、白湯山信仰もあって、明治時代、5軒の宿屋があって賑わっていたようですが、今は煙草屋と大黒屋の2軒のみです。煙草屋から隠居倉に登る道筋に温泉神社があり、石で出来た小さな狛犬が歴史を感じさせます。
その煙草屋は、露天風呂があるので人気が高いようですが、山小屋形式で混んでくると相部屋になるので同行者が嫌い、今回は、大黒屋に宿泊しました。
大黒屋は旅館です。旅館といっても、玄関前に水場があるところは山の宿を感じさせます。
旅館なので相部屋にはならず、部屋が埋まれば宿泊は断られます。煙草屋より人気はないといいつつも、三斗小屋温泉自体の人気が高く、週末は混むので早めに予約をした方が無難です。
今回、我々は6人という大人数で、しかも、訪れたのが金曜日で宿泊者が少ないということもあって、二部屋をあてがわれました。
なお、大黒屋も週末は予約を断るほど人気があるので、新館が作られたようです。ただ、これらの部屋がすべて埋まるとお風呂が小さいだけに温泉でゆっくりできるか疑問です。
食事は、夕食も朝食も部屋出しでゆっくりできます。もっとも、夕食は4時半には部屋の前に運ばれます。
ゆっくり風呂に入り、ビールなど飲みながらのんびりしていたら7時となりました。それで、早く食事を終わって下さいと催促が来たのは、ちょっといただけませんでした。
しかし、大黒屋は旅館とは言いながらも相部屋をしない山小屋と考えると、それも当然かと思います。
そして、布団は、こんな山奥なのにフカフカの羽毛の軽いふとんです。電気は自家発電で、九時には消灯となります。
消灯になる直前、電灯がパカパカと点滅します。消灯以降は、トイレに行くために廊下・トイレ等にランプが灯り、そして、お風呂には入れないようです。
そのお風呂ですが、4・5人用の岩風呂と10〜15人くらいの大浴場を一時間毎に男女を入れ替えて使用します。
大浴場は、窓が開いているためか湯気が籠もらず、ガラス張りということもあって見晴らしも良く、また、なんといっても木でできているので肌にやさしく、ガラス窓で外の景色も十分見えます。
わざわざ、岩&コンクリートでできている露天風呂に入ることもないかと思います。そして、夜は、薄暗い電灯に、満月に近い月、すごく風情があります。
とにかく、宿の前にあった水場、速い食事時間( 朝食も6時半より)、そして廊下に吊されたランプ、これらから山の宿というと感じを強く受けます。
なお、温泉神社の上、三斗小屋温泉から約20分のところに噴気孔があります。もしかして、卵など持ってくるとゆで卵が出きるかも知れません。
宿泊料 8800円
日帰り入浴:不明宿泊日 平成14年5月24日
|
|