福 島 屋
滑川温泉は、米沢市にある温泉です。しかし、国道13号からの入り口が福島の板谷駅というところから、私は福島の温泉というイメージを持っています。国道13号から板谷駅入り口を通りすぎて、滑川温泉に行きます。およそ8kmを20分かけて登ります。この宿の近くには、日本の滝100選に選ばれた、滑川大滝があります。板谷駅から峠駅にかけては奥羽本線のなかでももっとも勾配の急なところで、昔は、両駅ともスイッチバックの駅として鉄道ファンには有名でした。
しかし、山形新幹線の開通とともに駅が低いところに移動し、名物のスイッチバックはなくなりました。
それでも、峠駅では、昔から有名であった峠の力餅をいまだに売っています。
ここは、人里離れた山の中の一軒宿と言うことで、滑川発電所という自家発電設備を持っています。
私は、ここ滑川温泉に、20数年前、宿泊したことがあります。そのときは、朝、宿の玄関前に野菜売りが来て、いかにも湯治宿という感じで、再度訪れたいと思っていました。それで、1泊でも自炊で泊まれることを聞いて、今回、宿泊することにしました。
久しぶりに来ると朝の野菜売りはなく、宿の雰囲気は旅館部のための新館ができて、かなり変わりました。それでも、木造一部3階建ての建物を使用した自炊部もあり、いまだに湯治宿のたたずまいです。
したがって、朝、野菜売りがこない代わりに必要な食品等は、前日の15時頃までに売店に注文すれば、翌日の16時頃に届くようです。
ここは、もともとは湯治場ということで、自炊棟は、建物が古くてもきれいに掃除されていて、また、階段を上ったところには休憩のための長椅子(?)が置いてあり、今も湯治客を大切にしているということが分かります。
そのためか、よほど居心地がよいと見えて、秘湯の会のスタンプを10個集めて無料宿泊した人が、もう一泊、自費で宿泊すると話していました。
お風呂は、露天風呂の他、混浴の大浴場、女性専用と3つあります。大浴場が混浴といっても、脱衣所は別なので混浴しやすいと思います。昔は、これ以外にも男女別のお風呂もあったのですが、新館を造る際に取り壊したと湯治している常連さんが話していました。
湯治場ということで、お湯はかけ流しで豊富に出ています。しかしお風呂場にはカランはありません。そのかわり、かぶり湯を使用して、体を洗っています。それと、女性の湯治客が多いと見えて、女性風呂には階段を降りていくのに手摺りが付いています。
自炊場は、きれいに掃除してあり、気持ちよく使えます。肉等の腐りものは、宿の裏手に洗濯場を兼ねた冷やし小屋があり、この流水につけておくと一晩くらいなら腐りません。
もっとも、こんな山奥にもカラスに注意の張り紙があったのにはビックリです。
炊事は、ガスの自動販売機を利用して煮炊きします。しかし、ガスが10円で8分しか出ないのはいただけません。私は、そうめんを作ったのですが、お湯が沸いてそうめんを入れたところで、8分です。
これが、あと2分あれば、そうめんがゆで上がるのに。10円で10分として貰いたいものです。
最後に、ここは、標高が高いため下界が30度を超えても涼しいものです。そのため、東京から来たご婦人は、避暑を兼ねて、8月一杯泊まっているとのことでした。
外来入浴:10:00〜16:00
入 浴 料 :400円(小学生以上)、200円(3歳以上)掃除時間:内風呂__午前10:30〜12:30
____:露天風呂_午後1時から(月水金)自炊宿泊料:約2500円(ビール代等があって、正確なところは分からない。)
平成14年8月30日 宿泊
|
|